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直感と論理をつなぐ思考法

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佐宗邦威さんの「直感と論理をつなぐ思考法」を読みました。

本書で佐宗さんは、思考法というか、我々が生きている世界観をユニークな2x2のマトリックスで分類した4つの世界としてまず読者に提示します。2つの軸とは、横軸にVision-DrivenとIssue-Driven、縦軸に「1→∞ 効率」と「0→1 創造」であり、4つの世界は次のとおり。

  1. カイゼン思考(PDCAによる効率化を目指す)
  2. 戦略思考(論理に基づき勝利を追い求める)
  3. デザイン思考(創造的問題解決)
  4. ビジョン思考(妄想を駆動力にして創造する)

その上で、1から4までに至る道のりを示し、目指すべきはVision Drivenで0→1を想像する「ビジョン思考」(妄想を駆動力にして創造する)で生きる道、と説きます。

後半は、ビジョン思考で求められる発想力を鍛えるための様々な方法を紹介。

「好きなことができそう」という思いで入社し、「嫌になったらいつでも転職しよう」と思いながら紆余曲折の末に気がついたら30年近くも同じ会社で働いている自分のキャリアを振り返りつつ、仕事に求めるものや実際の仕事内容が変化していった過程と本書の4つの世界とを比較して色々と気づくことがありました。

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「直感と論理」をめぐる世界の地図

PDCAが支配する「カイゼンの農地」

学生生活を終えて、企業に就職してサラリーマンとなった多くの人が知らずに所属するであろう世界がカイゼン思考をベースとした「カイゼンの農地」です。

僕もここからキャリアをスタートしたと言えるでしょう。

10~20代だった当時、僕はわりと素朴に「世の中のたいていのことには『正解』がある」と信じていた。また、世の中には実際、そういう「正解」があっただろう。一見、難しく思えることでも、しっかりと「勉強」を積み重ねていけば、いつか「答え」が見つかるーーそれが僕の基本的な世界観だった。

 このような積み上げ型の考え方が優位な世界を、僕は「カイゼンの農地」と呼んでいる。(中略)

 この世界の何よりもの特徴は、「誰かが規定したゴールを基準に、すべてが動いている」ということだ。受験勉強であれば偏差値や大学のランク、就職活動で言えば会社の規模や初任給、ビジネスなら市場シェアとか新規顧客の獲得数、あるいは、上司からの人事評価など……。(中略)

 やるべきことは無数にあるし、手を動かし続けている。それでもどこかでモヤモヤがあるのは、僕たちの心のどこかに、「果たして、農地でこんな収穫作業ばかりをしていていいのだろうか……」という思いが芽生えつつあるからだ。

p.25

世の中の課題をITという手段で解決するというSEの仕事に憧れて、基盤系SE、そして銀行向けアプリケーションエンジニアとしてキャリアを歩みだした20代でしたが、決められた手順やマニュアル、フレームワークに則って効率よく品質の高いプロダクトを開発するという仕事に次第に窮屈さを感じるように。

SEの次のキャリアとしては、プロジェクトマネジメント、いわゆるPM職となり、ヒト、モノ、カネを効率的に配置しながら、品質管理、進捗管理、仕様管理、ドキュメント管理…を通じて、QCD (Quality, Cost, Delivery)を徹底する日々。

求められるアウトプットは出せるものの「ワクワクしない!」と感じていた20代後半に出会ったキーワードが海外MBA留学でした。

システム開発をしながら感じた「企業にとってはITは経営課題を実現するための1つの手段に過ぎない」という思いと、人口が減りGDPが減っていく日本で生きていく中で「日本企業はこれからは世界をマーケットに戦わないと未来はない」という危機感から、ITをベースに経営×グローバルで活躍できる人材になりたい!という思いと、そのための手段としての「海外MBA留学」とが自分の中でピタリと一致した訳です。

「論理」を手に領土拡大を目指す「戦略の荒野」

 こうした危機感を背景にして、自ら動いて食料を得ようとする人々が出てくる。PDCAやリスク管理に守られた「農地」を抜け出し、一定のリスクを取りながら狩猟・採集や陣地取りに明け暮れるーーそれが2つめの世界である「戦略の荒野」だ。(中略)

 この大地のプレーヤーたちは、より大きな売上・利益を獲得したり、時にはルールそのものを変えたりすることで、市場の支配力(パワー)を高めようとしている。そして、その勝敗を左右する武器こそが「戦略思考」である。また、それを下敷きにして展開される問題解決やマーケティングである。(中略)

 夢中になって駆け回っているあいだは何も問題ないのだが、このゲームには「終わり」がない。高みに行けば行くほど、並外れた思考力を持っている人、強靭なバイタリティを持つ人、経済団体や政治などの圧倒的な既得権益に守られている人ばかりが目に入ってくるし、下からは「嫉妬」の矢が飛んでくるようになる。

 そのため、多くの人は道半ばにして疲弊し、「山」を降りることを迫られることになる。「荒野」でのシェアの奪い/奪われ合いそれ自体には、ゲームのような楽しさがある。しかし、大きなプレッシャーやストレスを感じながら、それを一生繰り返したいと思える人は、ごくひと握りしかいない。要するに、こうした競争状態には「持続可能性」がないのである。

p.32

4回目の挑戦でようやく社内選考をパスし、様々な幸運に助けられて、30代前半で社費でUCLAにMBA留学させてもらえることに。

思い返せば、このブログを書き始めたのは、このMBA留学中の2004年でした。あれから何年間ブログを書き続けているのか、もう計算もできません。

留学中は世界中から集った頭脳明晰で魅力的な友人たちに囲まれ、戦略コンサルの最高峰に位置するマッキンゼーでインターンシップも経験し、自分がいかに井の中の蛙だったのかを痛感しつつも、同時にそこはかとない自信を身に着けて帰国。

これを機に、社内でSE/PMから新規ビジネス企画にキャリアチェンジして、30代前半に2つ目の世界である「戦略の荒野」へ足を踏み出しました。新任課長にして当時の経営陣に掛け合ってM&A専門チームを発足してもらい外資系企業を買収したり、30代後半では新任部長にして当時はまだ海外売上高比率が1%にも満たないタイミングでグローバル市場開拓チームを立ち上げたり。

正解や勝ちパターンも分からない中で、常に新しいことへ挑戦する毎日は刺激的であり、 SEやPM職よりも自分に向いていると感じる一方で、なかなか成果を上げられずに試行錯誤したり、プレッシャーやストレスを感じることも多い日々。

そして、これを書いている今もまさに「戦略の荒野」のど真ん中で戦いながら、そろそろ違う世界で次の働き方を考えるタイミングだな…と漠然と感じています。

目的の難民たちの新天地「デザインの平原」

 「戦略」に明け暮れる日々に疲れていた僕にとって、何よりもの朗報は「デザイン思考(Design Thinking)」という橋のおかげで、「論理の大陸」から「創造の大陸」への道が開けたことだった。(中略)

 とはいえ、そうしたコラボレーションに成功するのはひと握りだけで、大半の人たちは「平原」の見学ツアーを楽しんだあと、決まりの悪そうな顔をして、「橋」を引き返していく。論理・言葉に基づいた左脳型のシェア争いを繰り返していた人たちは、自分たちの創造性に自信が持てず、どこかで「先住民」(デザインや美術に関する素養を持ったデザイナーやクリエーター)たちへの引け目を感じている。(中略)

 チームのリーダーとしてメンバーを助けることに慣れ過ぎた結果、僕の友人が「自分モード」を見失ったのと同じように、他人が抱える問題の解決ばかりに夢中になっていると、「誰の役にも立たないけれど、自分にとって大切なこと」が視界から消えていく。人の役に立つのがうれしいと思って続けていると、いつのまにか「自分がなくなっている」ことに気づく。

p.39

僕がラッキーだったのは、MBA留学から帰国後に「戦略の荒野」でどっぷりと浸かりつつも、途中で「デザインの平原」を垣間見ることができたことでした。

2017年からフィンテック企業などのスタートアップと連携して新しい事業を創出するミッションを持つチームを率いることとなり、デザイン思考をベースとした各種ラボに出入りしながら、今までとは違った手法で顧客と一緒に課題を解決する経験を3年ほど積みました。

また、仕事と離れたところでは、フューチャーセンター的な取り組みや社外の人たちとの勉強会等のコミュニティに出入りしてデザイン思考を使った課題解決を体験してきました。

問題解決にはPDCAを回して改善するだけではなく、デザイン思考という手法があり、新しい発想を生み出すための様々な工夫があることを知ることができたのは貴重な財産です。

同時に、本書でも書かれている通り、自分が永住する世界ではないことも痛感し、「平原の見学ツアーを楽しんだあと」は「戦略の荒野」に帰ってきました。

「有用性」から解放された「人生芸術の山脈」

 こうして内面的な「迷子」に陥った人々が、ふと視線を向けた先に広がっているのが第4の大地「人生芸術の山脈」だ。

 ここは険しい山々に囲まれた山岳地帯である。無数と言っていいほどたくさんの山があり、それぞれの人が自分のビジョンを追い求めて山を登っている。彼らが登っているのは舗装されていない獣道で、途中で道が途切れていたり、ものすごい急勾配になっていたりしているようだ。

 ほとんどの登山者たちは一人だが、なぜか誰もが楽しそうで、いきいきとした表情で登山を続けている。(中略)起業家や経営者、フリーランス、アーティスト、アスリート、研究者、宗教家、政治家といった人たちだ。山を登る人たちに共通しているのは、みんな「他人の目」を気にしていないことだ。

p.53

もう1つ僕がラッキーだったのは、「戦略の荒野」に身を置きつつも、「デザインの平原」を垣間見ただけではなく、この「人生芸術の山脈」にも足を運び、自分なりの山を1つ登り切る経験をすることができたこと。

MBA留学から帰国後に、仕事の傍らで仲間と一緒にゼロから立ち上げた社内SNS(Nexti)は、自ら共感したビジョンを掲げて、自分たちが一番楽しみながらこのビジョンの実現に向けて走り抜けた結果、気がついたら当時、日本でも類を見ないユニークな事例として話題になりました。

社内SNSの第一人者として、NHKおはよう日本を始め、様々なTV番組、新聞、雑誌等のメディアで取材を受けたほか、東京国際フォーラム、東京ビッグサイト、秋葉原UDX、パシフィコ横浜等で数百人規模のイベントに登壇してプレゼンを行う等、普通のサラリーマンでは決して体験できないような機会を得て多くの人々に出会うことができたのは一生の財産です。

 僕たちが目指すべきなのは、この大地なのではないか。

 それに気づきはじめている人々がいる。デザイン思考へのシフトでも言及したダニエル・ピンクは『モチベーション3.0ーー持続する「やる気!」をいかに引き出すか』という本のなかで、個々人の「内発的動機」が重視される時代になりつつあると訴えている。

 また、マインドフルネスのような関心が「外」に向きがちな時代だからこそ、”いまここ”にいる「自分」へと注意を引き戻すことに、人々が価値を感じるようになっているのだ。

p.54

本書で紹介されている「モチベーション3.0」でワクワクして、「マインドフルネス」を実践してきた僕には、おそらくこの 「人生芸術の山脈」 が一番性に合っているんだろうなと感じます。

個人が長期的な取り組みを継続するためには、本人の内側から湧き出てきた「妄想(ビジョン)」を駆動力にするのがいちばんだ。

 僕自身、数々のイノベーションに関わるなかでわかったのは、成功するプロジェクトとそうでないプロジェクトの違いは、そこに「妄想」を持った人がいるかどうかでしかないということだ。目の前の世界はどんどんと移り変わっていくし、短期的には失敗や障害も出てくるだろう。その長い失望の期間に耐え得るのは、あなたの内面から掘り起こした「好き」や「関心」をおいてほかにない。「自分モード」こそが、目の前の変化の波に流されないための「錨」になってくれるのだ。(中略)

 クリエイティブな習慣が身につくと、たとえば「ブランド品を買って満足する」というような大量消費にも興味が向かなくなるだろう。人は何かを生み出しているとき、まさにその行為自体から幸福感を得ることができるからだ。(中略)

 短期的な成果を期待して駆けずり回る「他人モード」を続けていては、めまぐるしい変化に振り回され、いつかは疲れ切ってしまうだろう。「自分モード」のスイッチをオンにしておきながら、背中を押してくれる「大波」を待つーーそんな心構えでいるほうが毎日楽しいし、結果的にどこかで「期待を超えた爆発」にめぐり合える可能性は高くなるだろう。

p.255

僕がもし「戦略の荒野」だけで20年もの間、戦い続けてきたのだとしたら、きっと今頃はすっかり摩耗していたことでしょう。

未だに「戦略の荒野」のど真ん中で戦いながらも人生のバランスを保てているのは、「デザインの平原」を行き来したり、「人生芸術の山脈」のワクワク感を存分に楽しんだ経験を持っているからだと思います。

気づいたら50代に入り、これからの働き方を考えると、単に仕事か趣味かという二元論ではなく、副業のような形で「有用性」から解放された世界で、かつ結果的に誰かの役にも立てるようなテーマを探しながら、少しずつそちらにシフトしていけるような生き方ができたら理想だなと感じています。

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本当に価値あるものは「絵空事」からしか生まれない

なぜ、日本では地位の低い「妄想」が、世界のエリートと言われる人たちのあいだでは、ここまで高く評価されているのだろうか?端的に言えば、彼らは「本当に価値あるものは、妄想からしか生まれない」ということを経験的に知っているからである。(中略)

 この点を理解する上で欠かせないのが、MITのダニエル・キム教授が提唱した「創造的緊張(Creative Tension)」という概念だ。人がなんらかの創造性を発揮する際には、「妄想と現実とのギャップ」を認識することが欠かせない。個人が自らの関心に基づくビジョンを明確にして、さらに、そのビジョンと現状とのあいだにある距離(ギャップ)を正面から受け入れたときに初めて、そのギャップを埋めようとするモチベーションが個人のなかに生まれる。(中略)

 この考えをさらに下支えしているのが、カーネギーメロン大学の行動経済学者ジョージ・ローウェンスタイン教授による理論だ。

 彼によれば、人間の好奇心や情報への探究心が生まれるには、「情報ギャップ」を感じることが不可欠だ。つまり、まず探求する心があって、そこから情報の収集に向かうのではなく、「情報が欠けている」という認知があって初めて、「何かを知りたい」という好奇心が発動するというわけだ。

p.93

妄想力の大切さについて僕が何よりも実感しているのは、海外MBA留学です。特に英語が得意でもなくTOEIC600点だった僕が20代後半で「海外MBA留学をする!」という目標を掲げて一歩を踏み出したのは、紛れもなく妄想の力。

本書で「ムードボード」という手法が紹介されています。気になった写真を数枚ほどプリントアウトしてスケッチブックに貼り付けて、自分の関心や妄想との接点について考えてみるワークです。

趣旨は違いますが、僕がMBA留学に向けて勉強を開始した時、まずはじめにやったのが妄想を形にするために憧れの大学のキャンパスや海外生活をイメージさせるような写真を10枚ほど選んで壁に貼ったこと。

こうした妄想をビジョン化し、同時に現状とのギャップを冷静に分析して、今やるべきことに集中して1つずつ積み上げていった結果、気がついたら妄想が現実になっていたのでした。

頭でイメージしたことは実現できるかもしれない。でもイメージできないことは決して実現できない。

妄想することの大切さを忘れずに、これからの人生を豊かにするために妄想し続けていきたいです。

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妄想力を高める手法

手書きする

 紙のノートのメリットは「手書き」ができることだ。ビジョン思考が右脳モードと左脳モードにまたがることはすでに述べたとおりだが、絵を描いているときはもちろん、文字を手書きしているときでも、僕たちの脳は右脳モードに切り替わる。タイピングやフリックでのテキスト入力が左脳中心なのと対照的だ。

p.109

ペーパーレスな昨今ではPCやスマホでアウトプットすることが大半で、紙にペンで書くことを極端にしなくなってきました。

でも、妄想力を高めるには右脳モードを発揮させる「手書き」が非常に有効だそう。確かに、僕も今でも何か頭を整理したいときは、あえて紙と鉛筆を持ち出して白い紙に図や表を描いてみて考えをまとめたり発想したりしています。

「感情アウトプット」を練習する

 妄想を引き出すという目的に照らした場合、ジャーナリングの記述内容は、「過去に起きたこと」よりは「そのときに感じていること」が望ましい。客観的な事実ではなく、あくまでも主観的な感覚・感情にフォーカスするわけだ。(中略)

 いちばんとっつきやすいのは、「感情ジャーナリング」だ。自分がいやだと思ったこと、うれしかったこと、どうにも気になっていることなどを、ありのままに書いていく。本当はつらかったのに我慢していたこと、じつは後悔していること、心の奥底に溜めている他人への悪口や嫉妬心などなど、マイナス感情が出てきても抑え込む必要はない。ただし、ジャーナルの最後は必ずポジティブな感情で締めくくるようにすると、日々の充足感が高まる。(中略)

 これまでかなりの人にこの方法をおすすめしてきたが、たいていの人は、1週間も継続すると、書き終えた後の爽快感を実感できるようだ。さらに1ヶ月経ったくらいから、周囲の目を気にして身につけている「鎧」が取れてきて、「むき出しの自分」が見えてくる。

p.112

本書で紹介されている手法の中でも一番面白いなと感じたのが、この「感情ジャーナリング」と呼ばれる訓練。特に「戦略の荒野」で長いこと戦っていると、思考を邪魔する感情を抑制するクセが身にしみてしまいがちです。

本書では感情ジャーナリング向けにイタリア製のモレスキンノートをお勧めしていましたが、調べてみると高価な割に最近のモレスキンノートは品質が低下しているようです。代わりにお手軽価格でかつ高品質なノートを発見!

早速ポチって入手しました。カバー、そして紙質が良くて素晴らしいノートです。この週末からトライしてみます。

自分の心の声に耳を傾けて、本当に大切なこと、自分がやりたいことに気がつくきっかけになればいいなと。

まあ今までを振り返ると、実は折に触れてこうした自分自身と向き合う時間を意識的に作って、その時々の自分にとって譲れない価値を自問自答してきたように思います。

その価値観も時間の推移とともに少しずつ変化していることにも気づいています。

常にその時の自分にとって大切な価値に自分で気づくこと。そして、それを実現するための方法をあれこれと妄想すること。

自分の人生のハンドルは自分で握ることの大切さを思い出させてくれるユニークな一冊です。

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ロサンゼルスMBA生活とその後