角川武蔵野ミュージアムで開催中の展覧会「武蔵野3万年のレシピ」/SPIRIT of JAPAN 浮世絵劇場/俵万智 展/本棚劇場/マンガ・ラノベ図書館を満喫してきました。
角川武蔵野ミュージアムは初めて訪れましたが、隈研吾さんデザインの圧倒的な存在感とユニークさを世に放つミュージアムの建物そのものが見応えあり。そして内容も多岐に亘る展示で1日滞在できる楽しさでした。
武蔵野3万年のレシピ
竹倉史人氏が監修した「武蔵野土偶の謎を追え」を目当てに訪問。
先日発売された雑誌、武蔵野樹林 vol.8 2021の特集『土偶=「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像だった!』で詳細が紹介されている「武蔵野土偶の謎を追え」がダイジェストで分かりやすく巨大パネルで解説されています。
また、同特集でダイジェストが紹介されている特別対談「素直に見つめ推論する 養老孟司✕竹倉史人」の実際の映像が全編放映されていて自由に観覧できます。
SPIRIT of JAPAN 浮世絵劇場
期間限定で開催されている本展示はパリから逆輸入?された浮世絵をモチーフとした没入型の映像作品。チームラボの世界観を彷彿とさせる素敵な作品でした。
プロジェクションマッピング映像と音楽に包まれて時間を忘れて見入ってしまいます。
江戸時代、浮世絵1枚の値段は28文、かけ蕎麦一杯と同じだったといいます。「浮世」とは「現世」のこと。人々の身近な存在であった「浮世絵」は「今を写す絵」だったのです。今で言えば、テレビやインターネット、インスタグラムのような身近なメディアでした。
19世紀、ヨーロッパに渡った浮世絵は、印象派の芸術家達に大きな影響を与えました。その影響は現在も続いています。ダニーローズ・スタジオは、この浮世絵にテクノロジーとストーリーを掛け合わせ、全く新しい巨大映像空間を創造しました。
角川武蔵野ミュージアムウェブサイト
この度、フランス国内で計200万人が体験したDreamed Japan ”Images of the Floating World” が、大幅にパワーアップして日本に凱旋。
”SPIRIT of JAPAN”として当ミュージアムにてWorld Premier開催される運びとなりました。扇が時を刻み、提灯が宙を舞い、桜の花びらが風に揺れ、荒波がリズムにあわせて頭上を駆け巡る。360度映像に包まれた広大なスペースに展開される「浮世絵劇場」を、全身でご体感ください。
俵万智 展 #たったひとつの「いいね」 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで
俵万智さんの様々な短歌や家族に宛てた手紙などがユニークな形で展示されている空間に迷い込みました。
たまたま目に入った歌を味わいながら、会場を歩き回っては感じたり考えたり。中でもこの短歌が胸に沁みました。
「最後とは 知らぬ最後が 過ぎてゆく その連続と 思う子育て」
本棚劇場
2020年の紅白歌合戦で初登場だったYOASOBIが生中継で「夜に駆ける」を歌った舞台がここ。
普段は開架式の図書館ですが、定期的にプロジェクションマッピングと音楽でちょっとしたストーリーが繰り広げられます。
マンガ・ラノベ図書館
1Fにあるこの図書館では、3000冊を超えるマンガやライトノベルを好きなだけ楽しめます。
僕はたまたま手にとった「万能鑑定士Qの事件簿」が面白くて、3巻まで一気読みしたところでタイムアップでした。
手打ちうどん さわいち&サクラブルワリー
角川武蔵野ミュージアムの向かいにある「手打ちうどん さわいち&サクラブルワリー」でランチを頂きました。
もっちもちの手打ちうどんとクラフトビールが同時に楽しめるというユニークなコンセプトのお店。
「やっぱり春が好き」と「ぶたネギ汁うどん中盛」を頂きましたが、どちらも美味しかった!