いま思うこと

各国の人口当たりコロナ死者数から考える(2020/4/19)

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人口当たりのコロナ死者数から見える傾向について4回目の定点観測です。

先週と比較すると、死者数の増加率が減少傾向にある国が多い中、日本では逆に増加傾向にあり、依然としてギリギリの状態が続いています。

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2020/4/19時点の人口100万人当たりのコロナ死者数

青が4/19時点の数値、黄色は4/12時点の数値です。

人口100万人当たりのコロナ死者数

4/19時点のワースト20は以下の通り。

国名100万人当たりの死者数
San Marino1,149
Belgium471
Andorra453
Spain441
Italy384
France296
UK228
Netherlands210
Sint Maarten210
Switzerland158
Sweden150
Channel Islands121
USA118
Ireland116
Luxembourg115
Bermuda80
Monaco76
Isle of Man71
Portugal67
Iran60
人口100万人当たりの死者数のワースト20

大きな傾向は変わらず、欧米諸国とカリブ海の小さな島国が中心に並んでいる状況です。

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死者数の増加が顕著な国々

次に、先週の日曜日から今日にかけての死者数の増加率をグラフ化してみました。

死者数の増加率(4/19と4/12の比較)

赤い棒グラフで示した国々(ロシア、ブラジル、日本、アメリカ、インド)は人口が多く、世界への影響も大きい国々ですが、先週と比較して死者数が2倍前後も増加しており、特に今後の動向が気になります。

また、死者数の増加率が2.5倍を超えている国々は以下のとおり。

国名死者数の増加率
Somalia7.0
Kuwait6.0
Slovakia5.5
Sudan5.0
Cameroon3.5
New Zealand3.0
Isle of Man3.0
Monaco3.0
Russia3.0
Bangladesh2.8
Montenegro2.5
死者数の増加率が2.5倍を超えている国々
  • アフリカ:ソマリア、スーダン、カメルーン
  • 中東:クウェート
  • 東欧:スロバキアロシア、モンテネグロ
  • ニュージーランド
  • マン島(イギリスとアイルランドの間に浮かぶ人口8万人程度の島国)
  • モナコ
  • バングラデシュ

うち、スロバキア、ロシア、ニュージーランド、マン島、バングラデシュは先週時点での死者の増加率も2倍を超えており、依然として大変な状況にあると考えられます。

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特に死者数の増加スピードが高まっている国々

さらに、4/5-12週と4/12-19週の死者の増加率を比較してみます。

4/5-12週と4/12-19週の死者の増加率の比較

このグラフを見ると、4/12-19週の死者の増加率がその前の1週間よりも更に悪化している国々がわかります。

日本は37%悪化しており、全世界の中でも死者の増加率が悪化が著しいことがわかります。

また、アフリカや中南米の国々が目立つ中で、大国ロシア、アジアのシンガポール、マレーシア、インドネシアといった国々も入っています。

東京都での日々の感染者数は100~200人を行ったり来たりしている状況で、引き続きギリギリのラインで持ちこたえているように見えます。これがNY等のように一気に500人、1,000人を超えるような事態に至らないよう祈る気持ちで毎夕の統計値を確認しています。

医療崩壊を招くことなく、このまま感染の急拡大を何とか抑制していけるよう、一人ひとりできることをしっかり積み上げていきましょう。

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