いま思うことテクノロジー

接客から無人、デジタルへの流れ

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スマホの普及とコロナで産業構造が大きく変化しつつあるのを感じます。

この大きな流れは単なる概念レベルではなく、近所の商店街を歩いていてもこうした変化を肌で感じることが増えてきました。

象徴的だったのが、商店街の一等地に位置していたドコモショップとTSUTAYAの閉店。そして、最近良く目にするのがテイクアウト専用の飲食店と無人ジムです。

接客のコストを徹底的に抑えて、デジタルの力でセルフ化を促すことでシンプルなオペレーションと低価格を実現する業態が急速に伸びてきている印象です。

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衰退する接客、現物対応

ドコモショップ

今までは大手携帯キャリアの高い価格設定はドコモショップ等の全国店舗網を維持するためのコストだったと思っていましたが、ahamoのようなセルフ化を前提とした低価格サービスを提供するためにはドコモでもこうした店舗網を維持できなくなってきたのだと思います。

今後は今まで当たり前のように感じていた接客によるサービスを求める層には、それに見合ったコスト負担(高価格化)がより明確になってくることでしょう。

TSUTAYA

また、一時は勝ち組の代表だったTSUTAYAもNetflixやSpotifyといったデジタル配信プラットフォームの普及に伴い、CDやDVDといった現物のレンタルニーズが低下し、そのためのハンドリングコストがもはや売上では賄えないレベルに達してしまったのでは。

ツタヤのTカード加盟店も急速に減少しており、かろうじてまだ顧客基盤を抱えているうちに根本的にビジネスモデルを立て直す戦略に舵を切るほか生き残れないかもしれません。

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急速に普及する省力店舗、無人店舗

一方で、商店街で最近良く目にするのがテイクアウト専門店や無人ジムといった新業態です。

テイクアウト専門店

近所に立て続けにオープンして賑わっているのが、スシローやKFCといった有力ブランドによるテイクアウト専門店。

ブランドの知名度と確かな商品力で、ミニマムな店舗スペースで売上を最大化する戦略です。

コロナ禍で持ち帰りスタイルが一般化してきたのを受けて、こうしたテイクアウト専門店が増えてきました。軽減税率だけでなく、今後はイートインとテイクアウトで価格が異なってくる流れも出てくるのでは。

無人ジム

同時に、急速に増えてきたのが無人ジムです。

駅のすぐ近くの便利な立地を活かしつつ、店舗にはスタッフが常駐しないでスマホを鍵かわりに24時間オープンしているスタイル。

最寄り駅の周辺だけでも、FASTGYM24が2店舗、ANYTIME FITNESS、FIT FIELD24がここ半年間でオープンし、もともとあった有人ジムやホットヨガ、ピラティススタジオ等との競争が激化している印象です。

僕と妻もコロナを契機に通っていたピラティススタジオを解約し、つい先日からはFIT FIELD24の会員になりました。

デジタル化、セルフ化、低価格化のトレンドが広がる中で、今までは当然のように受けていた人間による接客サービスは、今後は高付加価値な差別化要素になっていくことでしょう。

われわれ消費者側は、徹底的にコストを抑えて実利を得るサービスと、あえて高い料金を支払ってでも受けたい高付加価値なサービスとを意識して使い分ける姿勢がより求められてくると思います。

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