毎週末にテニスする度に女性陣があまりに絶賛していたので気になって色々とリサーチした結果、ホットクックを購入しました。
いつもなら土曜日は朝8時からテニススクールに通い、午後は友人とコートを借りてテニス、というのが定番ですが、今日は期の端境期でスクールは休校、午後のテニスはコートが35度超えで利用中止となったため、朝9:30の開店と同時に近所のスーパーで食材を買い出し。
気になる新ガジェット「ホットクック」を使い倒してみることに。
3世代あるホットクックはどれが買いか?
リサーチしてみると、ホットクックは2015年から発売されて毎年進化し続けている模様。現時点の最新型は2021年モデルなので、7世代になります。
ホットクックにはそれぞれ「KN-HW24G」といったように、英数字が組み合わさった型番名がついていて、型番名を見れば容量・無線LAN機能・発売時期がある程度推測できるようになっています。
型番名の最初の「KN」はホットクック全機種共通の英字となっています。
「-」以降の後半をみると、数字が容量を表しており、「24」が2.4Lモデル、「16」と「99」が1.6Lモデル、「10」が1.0Lモデルとなっています。
また、後半の英字に「W」が入っている機種はWi-Fi(無線LAN)機能がついていてスマホと連携できる機種のようです。
後半最後の1文字は、「C~G」の場合は発売時期を表しています。「G」だと最新の2021年モデル、「F」は2020年モデル、「E」が2019年モデル、「D」が2018年モデル、「C」が2017年モデルとなります。
Rentio PRESS
まず容量ですが、食欲旺盛な体育会テニス部の息子が一人暮らしを始めたため、夫婦+高校生の娘なら1.6Lモデル(2~4人用)がちょうどよい大きさです。
そして、年式を見てみると、主に市場に出回っているのは、2019年、2020年、2021年の3モデルです。違いのポイントを比較すると以下のとおり。
2019 | 2020 | 2021 | |
型番 | KN-HW16E | KN-HW16F | KN-HW16G |
内鍋 | ステンレス | フッ素コート | フッ素コート |
かぎまぜ | ○ | ○ | 2倍速 |
サイズ (幅×奥行×高さ) | 36.4×28.3×23.2 | 36.4×28.3×23.2 | 33×28.2×24 |
Amazon価格 (2022/7/2) | 34,480円 | 43,150円 | 50,495円 |
コスパ重視なら2019年モデルがお勧めです。2020年モデル以降は、内鍋がフッ素コーティングされているため、お手入れが簡単という点がポイント高し。
2021年モデルは、横幅が3cmほど小さいのと、かきまぜスピードが2倍というのが主な特徴です。我が家はキッチンスペースは十分あるため、フッ素コートとコスパを重視して2020年モデルを購入しました。
材料を入れてスイッチを入れるだけで料理が完成!
ホットクックの最大の魅力は、材料を入れてスイッチポンしてほっとくだけでクックしてくれる(ホットクック)点です。
まるでドラえもんに出てくる未来のマシーンのよう。
この超簡単な手軽さに加えて、出来上がった料理が本当に美味しい!
この感動は初めてルンバを迎えた時のそれを上回るほどのインパクトでした。
ビーフカレー
記念すべき最初の料理はビーフカレー。
牛肉、玉ねぎ、ニンジン、じゃがいもを切って内鍋に放り込み、水を入れて、カレールーを載せるだけで準備完了。
あとはスマホで検索したレシピをホットクックに転送して(本体を操作して内蔵メニューから選択でもOK)、スイッチを押すだけで調理開始です。
暑いコンロ前で火加減を気にすることもなく、リビングでくつろいでいると、美味しいカレーの香りが漂ってきて幸せな気持ちに。
そうこうしているうちに、チャイムが鳴って完成!です。
恐る恐るフタを開けてみると、確かにカレーが完成していました。まるで魔法のよう。
シャバシャバすることなく、とろみたっぷりでビーフはホロホロと柔らかくて美味しいカレー、大成功です。
手作り豆腐
続いて、ホットクック愛用の友人がオススメしてくれた手作り豆腐にトライ。
といっても何ら難しいことはなく、単に豆乳(成分無調整)500mlと、にがりを小さじ5杯(15ml)ほど内鍋に入れてよくかき混ぜてからフタを閉じてスイッチポンするだけです。
50分後にチャイムが鳴って完成!
本当に豆腐ができているのかな?
確かに固まっているっぽい。
大皿を準備して、取り出した内鍋をゆっくりと傾けると、スルッと豆腐がスライドしてお皿の上へ。
ほんのりと温かい、まさに出来たてホヤホヤの手作り豆腐の完成です。
すぐさま醤油をかけて食べてみたら…美味い!
残りは冷蔵庫で冷やして頂きました。
野菜たっぷりスープ春雨
ついでに、冷蔵庫にある野菜でスープ春雨も作ってみました。
スマホで検索したレシピだと鶏もも肉、大根、生しいたけ、小松菜といった材料でしたが、たまたま冷蔵庫にあったベーコン、しめじ、キャベツで代替。
レシピには「他の野菜で代替する場合は合計400g程度まで」とのことだったので、キャベツの残りを全てザク切りして、しめじを加えて400gほどを内鍋にぶち込みます。
さらにベーコンと緑豆春雨(乾燥)40g、鶏ガラスープの素(大さじ2)、水800ml、塩・こしょう少々を加えて、フタをしてスイッチポン!
キッチンの方から良い香りが漂ってきます。
あっという間に25分が経過。チャイムが鳴って完成です。
このスープもシンプルだけど美味しい!
半日で3つの料理を作ってみましたが、どれも超簡単で美味しく作ることができました。
お掃除ロボットやお料理ロボットはSFの世界だと思っていましたが、いつの間にか実現していたんですね。ホットクックは料理界におけるルンバと言えるでしょう。
実際に使ってみた感想
思っていた以上に手軽に様々な料理が楽しめるホットクックは、7年間かけて進化し続けてきた結果、想像以上の完成度でした。
スマホとの連動
お手軽ポイントの1つがスマホとの連動性です。
ホットクック本体を操作することなく、スマホでメニューを検索してレシピを転送するだけの手軽さが魅力。
更に、複数のレシピからお買物リストを簡単に作れるのも便利です。
レシピを見ながら自宅にない材料をタップするだけで、お買物リストが完成。スーパーでカゴに入れるごとに消し込みできます。
驚いたのが、時々スマホに届く通知で、近所のスーパーの特売情報までカバーされていること。
アプリ登録時に郵便番号を入れましたが、自宅から一番近くのスーパーでレタスが116円で特売されているという情報と併せて、ロールレタスのレシピをレコメンドしてきたのには驚きました。
スマホアプリでは他にも調理履歴やお気に入りメニュー登録等、役に立つ情報が整理されています。
よく喋る
調理中に、ときどき舌足らずな話し方でたどたどしく独り言をつぶやくのも何気に可愛くて気に入っています。
- あとの加熱は任せてね
- 美味しくできますように
- 栄養士ワンポイントアドバイス
- わくわく!出来上がりを楽しみにしていて下さいね など多数あり
お手入れも簡単
料理の都度、部品を洗う必要がありますが、写真のとおり、内鍋、内ふた、かき混ぜユニット(使用する場合)、汁受けは簡単に取り外せます。
内鍋はフッ素コート加工で簡単にささっと洗えます。
お手入れのしやすさまで考えられていて、こうしたところからも完成度の高さが伝わってきます。
テレワーク時代にもフィット
自宅が勤務地となり、テレワークが中心の日々ですが、マンネリ化しがちな料理のレパートリーが増えて、ランチも色々と楽しめそうです。
太陽光発電のおかげで昼間の料理は電気代がかからないのもありがたい。
彼女の家事の手間が少しでも楽になればいいな、と思って購入したホットクックですが、「放っておくだけで魔法の小人が自動で働いてくれる」的なコンセプトが大好きな僕としてはスマッシュヒットなガジェットでした。
自信を持ってお勧めします!
ホットクックその後
購入後は、ほぼ毎日フル稼働中。
ネットに出回っている無数のホットクック用レシピを見ながら「次は何を作ってみようかな?」と考えるだけで楽しい。
午後になると早くも「今日の夕飯は何にしよう?」と悩んでいた日々から、「今日はどれに挑戦してみるかな?」という前向きな気持ちになれるだけでも買う価値あり!です。
友人からはこんなコメントも!
「ホットクック、良いですよねー!我が家は、内鍋だけ追加でもう1個購入して内鍋2個体制で毎日フル稼働しています!」
「同時に1品しか作れないのが、悩ましいところですよね。3品ぐらい作ろうとすると、3台買わなきゃならないw」
「一人用だと蒸しトレイ使えば、上下2段になるから2品作れますよ!
あと、ホットクックで作ってる間にコンロの火で一品だけちゃちゃっと作るとか。
一つの鍋は味噌汁(勝間さんの具沢山レシピNo.209がオススメ!)にして、もう一つの鍋でメイン作ったりしてます。温め直しも簡単で重宝しています!」
スペアリブ
ほろほろのお肉が骨からスルッとはがれて絶品!とろける玉ねぎとシイタケがお肉によくマッチ。
肉じゃが
材料を入れてスイッチポンから僅か35分!には本格的な煮込み料理が完成。
ジャガイモ、ニンジン、そして豚肉も柔らかくて旨味が染み込んでいます。
カボチャのポタージュ
角切りにしたカボチャ、玉ねぎ、コンソメ、水、牛乳、塩をレシピ通りに入れてスイッチを押すだけ。
ミキサーもマッシャーも使ってないのに、45分後にはとてもクリーミーで滑らかなポタージュが完成!
ヨーグルト
牛乳500mlとプレーンタイプのヨーグルト50gをセットして6時間、ホットクックで発酵させるとヨーグルトが完成!
ドラえもんのバイバイン感覚で美味しい出来たてのヨーグルトが楽しめます。
ビーフストロガノフ
内鍋に、玉ねぎ、マッシュルーム、1㎝幅の細切りにして、塩、こしょうをふり薄力粉をまぶした牛肉、トマトピューレ、コンソメの順に入れ、スイッチポン!
45分後には素材がとろけたビーフストロガノフになっていました。仕上げにサワークリームを20g入れてよくかき混ぜたら完成!
ガパオライス
パプリカの代わりにピーマン、鶏挽肉、玉ねぎ、コンソメ、オイスターソース、醤油、砂糖、塩コショウを内鍋にセットして、スイッチポン。
15分で完成!我が家にはなかったレシピでしたが、美味しかったです。
チキンと野菜の無水カレー
玉ねぎとトマト、セロリから出る水分のみで水を加えることなく調理する無水カレー。
野菜と鳥手羽元、ニンニク、しょうが、カレールゥを内鍋にセットしてスイッチポン!
65分で完成。野菜の甘味とカレーの辛味が絶妙に絡み合い、深い味わいに感激!
ホットクック料理のベスト3入り確定です。
ラタトゥイユ
ローリエ、玉ねぎ、ナス、セロリ、ズッキーニ等を内鍋にセットして40分で完成!
いわしの梅煮
いわし、塩、梅干し、しょうが、酒、みりん、しょうゆ、酢、砂糖をセットして20分で完成!
ポトフ
ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、厚切りベーコン、ダイコン、しめじ、コンソメ、塩、コショウを規定量入れて65分で完成!
スプーンでキャベツやベーコンがホロリと切れる柔らかさ。
ロールレタス
レタス、玉ねぎ、合い挽き肉、溶き卵、トマト水煮、コンソメ、塩、コショウを入れて70分。
トマトリゾット
白米、トマトの水煮缶、玉ねぎ、しめじ、厚切りベーコン、コンソメ、バター、にんにく、塩コショウ、水を入れて、たったの20分!
ご飯の硬さも絶妙なトマトリゾット絶品でした。
サラダチキン
鶏むね肉、ハーブミックス、オリーブオイルをジップロックに入れて揉み込んで、蒸しトレイに載せてスイッチポンで70分。
低温調理によるサラダチキンの出来上がり。柔らかくてヘルシーで美味しいです!併せてホットクックで作ったラタトゥイユと一緒に頂きました。
豚の角煮
内鍋に5cm角に切った豚バラ肉としょうが、白ねぎの青い部分、水を入れてスイッチポンで30分。加熱後、肉を洗いアクを取ります。
油抜きした肉と酒、砂糖、醤油、にんにく、しょうが、水を入れてスイッチポンで1時間で完成。
柔らかくてジューシーな角煮、うまい!
同じ要領で、沖縄ソーキそばのソーキも美味しく作れました!
ふろふき大根
大根は皮を厚めにむき面取りし、裏面に十文字に1cm深さの切り込みを入れて、だし汁と10cm角の昆布を内鍋に入れてスイッチポンで65分。
ホックホクのふろふき大根の完成!
筑前煮
まぜ技ユニットを本体にセットし、内鍋にだしパックと酒、醤油、砂糖、ごま油、塩を規定量入れてから、鶏もも肉、レンコン、ゴボウ、干ししいたけ、ニンジン、たけのこの水煮、コンニャクを入れてスイッチポンで35分で完成!
旨い。
豚肉のトマト煮込み
まぜ技ユニットを本体にセットし、玉ねぎ、豚ロース肉、トマトの水煮、ケチャップ、コンソメ顆粒、ニンニク、オリーブオイル、塩コショウを内鍋に入れてスイッチポンで65分で完成!
ハヤシライス
まぜ技ユニットを本体にセットして、内鍋にトマト、玉ねぎ、ハヤシライスソースのルー、牛薄切り肉、白ワインを入れてスイッチポンで65分で完成!
スペアリブ
ホロリと骨がはがれてしまうほど柔らかく煮込まれたスペアリブ、美味しい!
鶏と大根の煮物
鶏と椎茸からの出汁が染み込んで味わい深い仕上がりです。