たび

世界遺産ドゥブロヴニク旧市街の観光まとめ

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家族4人でクロアチアのドゥブロヴニクを訪ねました。いつか行ってみたいと思っていた場所の1つでしたが、高まる期待を見事に上回るほどの見ごたえがある中世の街並みに圧倒されました。

旅のTipsをメモしておきます。

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航空券

今回はフィンランドも観光したかったため、JALとフィンエアーの組み合わせにしました。羽田発着のヘルシンキ経由です。JALは往復で27万円ほど(うち燃料サーチャージ等が10万円ほど)、フィンエアー(ヘルシンキードゥブロヴニク)は往復で6万円ほど(2022/12購入)。

想定外だったのは、航空券を購入後にJALの都合で2回も予約フライトがキャンセルされたこと。察するにロシアのウクライナ侵攻やCovid-19等の影響だと思うので仕方がないところはありますが、合わせて予約していたフィンエアーやホテルも全て予約変更となったため大変でした。

結果的に、往路は6:35にヘルシンキ着で、そこからドゥブロヴニクへ向かうフライトが16:50発となり10時間ほど乗り継ぎ時間が発生したため、図らずして半日ヘルシンキ観光ができました。

飛行機から見えた旧市街

ロシアのクロアチア侵攻の影響でロシア上空を航空機が飛べないため、通常なら9時間ほどのヘルシンキまでのフライトは東廻りのアラスカ・北極ルートとなり、14時間ほどの長時間フライトでした。

溶けゆく北極海の氷
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ホテル

家族4人で泊まれるホテルとなるとなかなか見つかりません。あってもソファベッド等になってしまいがち。特に夏休み期間中のドゥブロヴニクは世界中からツーリストが集まるため、ホテルは非常に高額になります。

色々と探した結果、旧市街までバスで10分ほどの場所にある滞在型のコンドミニアム(Dubrovnik Luxury Residence – L’Orangerie)を見つけました。バス停もビーチも目の前で敷地内にスーパーやパン屋まであるというナイスな立地で、周囲には多くのホテルがあるLapadエリアのためレストランも多数ありました。

95㎡の2LDKで、WIFIはもちろん冷蔵庫、食器や調理器具からIHコンロ、食洗機、洗濯機まで揃っていて長期滞在にも便利です。1泊50,000円程度でしたが、家族4人でゆったりと過ごすことができ、滞在中に洗濯や料理もできたので良い選択だったと思います。

20時過ぎにベランダから眺めたアドリア海

旧市街まではバスが便利。コンドミニアムの目の前にあるバス停(MASARYK2)から4番バス(Hotel Palace-Pile)に乗って終点のピレ門で降りると目の前が旧市街です。始発は5:40にホテルパレス発、ピレ門からの最終バスは何と01:10まで走っていて、約20分間隔で運行しています。

なお、空港からコンドミニアムまでは予めリムジンを予約しておきました。8人が乗れる大型の高級ワンボックスカーを貸切で40ユーロ、30分ほど。コンドミニアムに依頼しましたが、タクシーやUberよりもお得で助かりました。

目の前のバス停から10分で旧市街へ
目の前にはアドリア海のビーチ
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ドゥブロヴニクパス

旧市街を観光するなら予め購入しておいたほうが良いのがドゥブロヴニクパス。ひとり35ユーロ(5,500円ほど)ですが、旧市街の城壁への入場料も35ユーロなので、これだけで元が取れます。

その他にも市内のバス24時間券(5.31ユーロ)がもらえるほか、旧市街を外から眺めることができるドゥブロヴニク現代美術館、ロヴリェナツ要塞、さらに旧市街地の中にあるフランシスコ会修道院、旧総督邸(レクター宮殿)、歴史文化博物館、海洋博物館などにもパスのQRコードを見せるだけで入場できます。

最初に乗ってから24時間有効なバス券

旅行前にネットから購入しておけばパスのPDFがダウンロードできます。注意点は次のとおり。

  1. 必ず公式サイトから購入すること。同じものが旅行代理店サイトで高額で販売されているので要注意です。
  2. バス24時間券は市内6箇所にあるバスのチケット売り場でパスを提示して入手する必要あり。僕はホテルから徒歩10分くらいのところにあるLapadの売り場でパスをもらいました。
  3. 城壁を含めて入場は1回限り。いちどQRコードをスキャンされると次は正規料金が必要です。城壁を途中で抜けてしまうとパスでは再入場できないため、時間に余裕を持って1周するのがお勧めです。
  4. スマホの不調に備えて念のため紙にも印刷して持参しましょう。
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ユーロ決済

クロアチアの通貨はユーロです。日本で発行されたクレジットカードを使うと自動的に円換算されて引き落とされます。

あまり知られていませんが、実は以下のとおり二重でカード会社が手数料を設定しているため、海外でクレジットカードを使うと実際の為替レートよりもかなり不利な換算レートで決済されてしまいます。

換算レート = ①基準レート ✕ (1+②外貨取扱手数料)
 ①基準レート:クレジットカードの国際ブランド(VisaやMastercard等)が一律に定めるレート
 ②外貨取扱手数料:日本のカード会社のブランド(DCカードや楽天カード等)が個別に定める手数料

例えば、いつも僕が使っているJALカード(DCカードが発行するVISAカード)で12/5にドル建てで買い物をした場合、以下のような手数料が二重で発生する結果、3.64%の手数料が発生します。

換算レート=VISAカードの基準レート✕(1+DCカードの外貨取扱手数料)
     =欧州中央銀行レート✕(1+1.4%)✕(1+2.2%)
     =欧州中央銀行レート✕(3.6%)

12/5のドル円レートが1ドル136円だったとすると、JALカードで決済する際は3.6%の手数料が上乗せされた結果、141円のレートで決済されます。1ドルあたり5円の手数料となる訳です。

つまり、$1,000の買い物をすると5,000円の手数料を支払う計算です。

そこで、海外旅行ではこの為替手数料が無料になるRevolutが大活躍します。今回の旅行でも彼女と僕はVISAカードが使える場面では全てRevolutで支払いました。予め日本円をチャージしておけば、海外で買い物する際に旅先の現地通貨で自動的に為替手数料無料で決済できてしまいます。

リアルタイムで取引履歴をアプリで確認できるのも非常に便利。無料で作成できますので、旅行前に1枚作っておくのがお勧めです。

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SIMカード/WIFIルーター

現地でのスマホ利用のためにSIMカードを事前に日本で調達しておきました。現地で購入したほうが安価ですが、事前に買っておくと予めアクティベートまで実施しておいてもらって当日の朝から設定無しでSIMカードを入れ替えるだけですぐにスマホが使えるので便利です。

今回は、念のためEU対応の2種類のSIMカードを購入しましたが、どちらも問題なく快適に使用できました。また、息子がクロアチアとモンテネグロから就活等でweb会議に参加する必要があったため、モンテネグロでも使えるWIFIルーターをレンタルすることに。

キャリア電話番号使える国スペック価格
Vodafoneスペインヨーロッパ33国・地域28日間、データ容量10GB、300分通話2,199円
Threeイギリスヨーロッパ72国・地域30日間、データ容量10GB、3000分通話1,980円
グローバルWiFiなし世界200カ国以上8日間、データ容量1.1GB/日16,192円
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レストラン

クロアチアは欧州では比較的安価と言われますが、特にドゥブロヴニク、中でも旧市街は観光地のため、更に円安も加わってレストランは結構高めです。

旧市街の路地裏で頂いたランチは、ハンバーガーやビール等の軽食でしたが、家族4人で57ユーロ(約9,000円)くらい。

コンドミニアムの近く、ビーチの目の前にあるイタリアン(Sunset Beach Trattoria)は、家族4人で69ユーロ(約11,000円)くらいでした。夏の日の入りは20:30くらいなので、夕暮れどきを楽しむには遅めのディナーがお勧めです。

Greek Salad (12€)
Shrimp Risotto (14€)
Pizza Capricciosa (17€)
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日帰りモンテネグロツアー

旧市街は1日あれば一通り回れます。せっかくクロアチアまで行ったなら、南のモンテネグロまで足を運ぶのもお勧めです。

今回はGet Your Guideで見つけたモンテネグロへの日帰りツアー(ひとり60ユーロ)に参加しました。コンドミニアムのすぐ近くにあるHotel Komodorで朝6:30にピックアップしてもらい、その後は大型バスでモンテネグロの3つの街(ペラスト、コトル、ブドヴァ)を回りました。

3つとも中世の旧市街が残る素敵な街並みで、特にコトルの旧市街は世界遺産にも登録されているだけあって、ドゥブロヴニクにも通じる趣と歴史を感じさせる街でした。

陸路でクロアチアに入国した際のスタンプは車のデザイン
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空港ラウンジ

JAL 羽田空港国際線サクララウンジスカイビュー

第3ターミナルの114番ゲート先5Fにあるラウンジ。22:50発の便だったため、ほとんど人がいなくてゆったりと寛げました。

コロナ禍の影響で従来のビュッフェスタイルからオーダー形式に変わったのが残念。

フィンエアー ヘルシンキ空港ラウンジ

ヘルシンキ空港のフィンエアーラウンジ(シェンゲン協定加盟国エリア内)はJALほどではないものの、軽食と飲み物がそこそこ揃っていてゆったりできました。

マリメッコデザインの紙ナプキン

ドゥブロヴニク空港のラウンジ

小さいですがクロアチアのビールや軽食が楽しめます。

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