読書メモ

SF小説「三体」とNetflixのドラマ版がとてつもなく面白い!

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前から気になりつつも、「分厚い単行本が3巻」とか「中国人が書いたSF?」くらいの認識で手が出ていなかった「三体」ですが、何人かの友人が勧めているのを聞いて、とりあえず第1巻を読んでみたところ、あっという間にハマってしまい、気がついたら3冊を一気読みでした。

冒頭こそ中国の文化大革命から始まり、「一体この後にどうSFに展開するのかな?」といった感じでしたが、その後は舞台は世界中そして太陽系から銀河系へと半端なく広がり、欧米人や日本人も登場して物語がグングンと拡大していきます。

追記:そして、三部作の最後となる「死神永生」が2021/6にようやく日本でも発売されました!第二部の暗黒森林と同様の厚みで上下巻2冊に分かれています。トータル5冊のSF超大作の完結です。

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オバマ大統領やザッカーバーグも愛読

監訳者の大森氏によると、あのオバマ大統領も愛読していたそうです。

オバマはつらいホワイトハウスの日々に耐えるために『三体』を読んでいたという話をしてますね。議会がぜんぜんいうことを聞いてくれなくて、でも『三体』を読むとそんなのは大したことないという気持ちになれると(笑)。

早川書房「現代中国最大のヒット作、『三体』が日本でも爆売れした理由。大森望×藤井太洋トークイベント採録」より

大森さんが上で話していた内容は、恐らく以下の記事で紹介されている、ニューヨーク・タイムズ主任書評家の角谷美智子氏によるインタビューだと思います。

そして、ザッカーバーグもハマった模様。

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三体

物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。

そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。数十年後。ナノテク素材の研究者・汪森(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体“科学フロンティア”への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象“ゴースト・カウントダウン”が襲う。そして汪森が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?

本書に始まる“三体”三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。

Amazonより

別名「地球往事」三部作とも呼ばれる作品の最初の一巻が「三体」です。ちなみに、現時点で日本ではこのうち第二作までが翻訳出版されており、二作目の「黒暗森林」は単行本一冊に収まらない分量のため、上下巻に分かれています。

この三体では途中から想像を絶するスケールで物語が展開され、一気に宇宙空間にまで舞台が広がっていきますが、重要な登場人物として科学者が活躍して最新の科学技術や理論をベースにストーリーが進むため、荒唐無稽な空想世界と思えないリアリティが感じられます。

そして、圧倒されるのが太陽系をも超えるこの物語の空間的なスケールの大きさと200-400年という時間軸の長さ。これだけ大風呂敷を広げてしまって、一体どう伏線を回収しながら物語としてまとめあげるのか見当もつかないまま、謎だらけを残して三体は終わります。

物理学者のエンリコ・フェルミ(Enrico Fermi)が1950年に指摘した「地球外文明の存在の可能性が高いと考えられるのにもかかわらず、そのような文明との接触の証拠が存在しないように見える」というフェルミのパラドックスに対する答えとして読んでも説得力のあるストーリーです。

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黒暗森林

第二部が黒暗森林。上下巻とも330ページを超える大作ですが、三体を読み終えて上巻を手にしてしまったら最後、この謎解きに完全に惹き込まれて時間を忘れて読み進めてしまうことでしょう。

黒暗森林では200年ほど未来の地球が登場します。これだけテクノロジーの進化が早いと、200年後の姿を想像するのは難しいですが、エンジニア出身である作者の劉 慈欣(リウ・ツーシン)氏が描く世界は説得力があります。

また、SF的な展開の背景では、恋愛や裏切り、政治的な駆け引き等、何百年経っても変わらない人間の本質が生々しく描かれており物語の深みが増しています。

これだけのスケールと緻密さのバランスを保ちながら、想像の斜め上を行くストーリー展開は秀逸。最初に三体を手にした時は正直、その厚みと文字フォントの小ささに「こんな長いのか…」と感じましたが、黒暗森林に入る頃にはグイグイとページが進み、「ああ、あともうこれしか残っていない!」と感じて、この世界観にもっと浸っていたいと思うほどハマりました。

宇宙規模で広がる物語と対象的に、あまりに個人的で静かで、かつ衝撃的なラストシーン。小説としては、この第二作「黒暗森林」で十分に完結しています。

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死神永生

三部作の最後となるのが「死神永生」。

日本語版の三体シリーズはSF翻訳家の大森望さんが全巻の翻訳を監修しており、彼の翻訳の質の高さも本作品の魅力です。大森さん自身はSF小説の英日翻訳の専門家で中国語はできないそうですが、まず中国語専門の翻訳家が複数で日本語化したテキストとケン・リュウ氏による英語版テキストを両方参照しつつ、大森さんが統一的な文調で全編を的確に翻訳しています。

その結果、翻訳を感じさせない、自然な日本語で書かれており、非常に分かりやすく読みやすい小説になっています(頻発する「かぶりを振った」だけは少々違和感ありましたが)。

その大森さんが最後の解説の中でこう書いています。

p.348 さて、本書の結末で危機紀元は終わりを迎えるが、物語にはまだ続きがある。「黒暗森林」をはるかに超えるものすごいスケールで展開する完結篇「三体Ⅲ 死神永生」の邦訳は、2021年の春ごろ刊行予定。

面壁計画の背後で進行していた”階梯計画”とは?(ネタバレのため中略)新たな主人公、程心チェン・シンとともに、小説はありえない加速度で飛翔する。実を言うと、三部作の中で個人的にいちばん好きなのがこの「死神永生」。21世紀最高のワイドスクリーン・バロック(波乱万丈の壮大な本格SFを指す)ではないかと勝手に思っている。お楽しみに。

黒暗森林を読み終えた時点で、その圧倒的なスケールの大きさに驚いているのに、「(前作を)はるかに超えるものすごいスケールで展開する」とはいったいどんなストーリーなんでしょうか。

実際に「死神永生」を読み始めると、その面白さと前二作を遥かに上回る空間的スケールの大きさ、そして時間的スケールの長さにひたすら圧倒されながら、一気に上下巻を読み終えました。

第二作「黒暗森林」の下巻を読み終えた時は「小説としては、この第二作「黒暗森林」で十分に完結しています」と書きましたが、第三作「死神永生」は前二作のストーリーと世界観をしっかりと継承しつつも、読者の数歩先を常に歩きながら想像もつかない時空を超えた展開に。

読み終えると、確かにこの第三作で全体の大きな物語は見事に収束しており、前二作がちっぽけに感じてしまうほど。三体を手にしてしまった以上は、ここまで読み終えないと!

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三体X 観想之宙

しばし三体ロス状態のまま、大森望さんの訳者あとがきを読んでいたら、嬉しいニュースが。

ところで、《三体》三部作は本書で完結するが、実はこの三部作にはオマケがある。宝樹バオシュー『三体X 観想之宙かんそうのそら』がそれ。もともとは、《三体》三部作の熱狂的なファンだった宝樹が『死神永生』を読んだ直後、”『三体』ロス”を癒やすため、本書に書かれていない空白部分を埋める中篇を二日で完成させてネット上に公開したのが始まり。

死神永生 訳者あとがき

ネット上で好評だったことから更に「中篇二篇を三週間ほどで書き上げ、短い序章と終章二つを加えて長編の体裁を整えた」もので、「死神永生について読者が抱く疑問にことごとく答えるノンフィクション」だそう。そして、何と著者の劉 慈欣さんから公認を得て同じ出版社から出版されたとのこと。

発売日に購入したものの、すぐに読むのが惜しくて、もう1回、全5冊を読み返してから、ようやく三体Xを読みました。

読み終わった感想は…面白かったです!

ところどころ原作のキャラクターイメージから外れるセリフや行動があって(特に程心)気になったものの、全般的には非常に良くできた物語で、三体に対する深い理解と考察、そして愛に溢れた生まれたパラレルストーリーになっています。

死神永生で広がりに広がって収集がつかないかと思われた時空は、本作でさらにもう一段も二段も深く、広がります。そして、本編では謎に包まれていた「歌い手」が属する超高度な文明を持つ世界の正体や、小宇宙の謎、またプラネットブルーに残された雲天明とAAのその後に至るまで、見事に描き切っています。

最後のワンセンテンスに込められたオチも秀逸でした!

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三体0【ゼロ】 球状閃電

三体シリーズ・コンプリート

三体シリーズの前日譚とも言えるのが、三体0【ゼロ】 球状閃電。日本語版の出版は三体Xに続いて最後となりました。

本作では、三体で重要な役割を演じる世界的に有名な理論物理学者・丁儀ディン・イーが準主役級で大活躍します。

また、訳者あとがきを読んで初めて気がついたのですが、本作の物語の鍵を握る女性将校・林雲リン・ユンは実は三体にも登場していました。改めて三体の該当箇所を読むと、「そういう伏線回収だったのか!」と驚くことでしょう。

時系列では劉 慈欣が三体を執筆する前の長編SFに当たりますが、必ず美人の女性と屈強な軍人が登場し、主人公はオタク気質の理系男子という三体の黄金律が既に本作で確立されているのが分かります。

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星を継ぐもの

三体Xの発売までの間、三体ロスを癒やすために手にしたのが、現代ハードSFの巨匠と言われるジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作「星を継ぐもの」。

三体作者の劉 慈欣さんも間違いなく読んでいるであろう傑作です。

相対性理論をベースとした壮大な時間軸や太陽系を超えた空間的な広がりが、続編の「ガニメデの優しい巨人」、「巨人たちの星」、「内なる宇宙」にてますますスケールを増していく様子は、三体にも大きな影響を与えていると感じます。

三体が面白かった方には自信を持ってお勧めします!

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Netflixが三体を実写ドラマ化

2024/3/21より日本でシーズン1が配信開始!

三体は小説のため、読者がそれぞれの想像力であの世界観を思い描いています。そのイメージを超えていかない限り、実写化は原作を愛する読者に受け入れられない訳なので、スタッフのプレッシャーは並大抵のものではなかったでしょう。

そんな中で、事前に解禁された予告編を見た瞬間、これは凄い作品になる!と感じました。僕が脳内で思い描いていた三体の世界がそのまま映像化されているような感覚。

Netflixは2013年から配信された『ハウス・オブ・カード 野望の階段』にハマってしばらく視聴していましたが、いったん遠ざかっていました。でも、この予告編を見て、久しぶりにNetflixのサブスクを再開することに。

3/21を心待ちにしていたところ、年度末のドタバタで仕事が忙しくて観られないまま、遂に3/23土曜日の夜に第1話を見ることができました。

予告編どおり、想像の上を行くイメージで三体の世界が見事に映像化されていました。小説版の三体のとっつきにくさとして、登場人物がみな中国人で名前が覚えにくい、というのがありましたが、映像版では序盤の主人公であるナノテク素材の研究者・汪森(ワン・ミャオ)に当たるキャストが女性(オギー)になっていてびっくり。

また、現代の舞台も中国から英国のオックスフォードに変更され、登場人物もオギーを含めた国際色豊かな元学者5人組となっていたのも面白いアレンジです。世界配信を見越して、こうしたバランス感覚あるキャスティングとしたのでしょうが、ストーリーもこの5人を軸にして展開していくため、原作で少し平板だった人間関係がもう一段階深めて描かれています。

現時点で土曜日の夜に夜ふかしして立て続けに3話まで3時間ぶっ通しで観たところ。シーズン1の全8話の残り5話がどう展開されていくのか楽しみでなりません。

一気に見てしまいたいような、もったいないので少しずつ見たいような複雑な気持ち。

NetflixのSFドラマ「三体」が、Netflixの週間ランキングの英語テレビ部門で1位となった。3月25日からの1週間を対象にした同ランキングにおいて、「三体」は1560万回視聴でトップに。3月21日配信開始の同作は、3月18日からの1週間を対象にした先週のランキングでも、4日のみの集計にもかかわらず1100万回視聴で2位となっていた。

映画.com

シーズン2・シーズン3の予想

【2024/3/29追記】

結局、次の週末まで我慢できずに平日の夜に2話、翌日に3話を一気に観てしまいました。これでシーズン1の全8話をコンプリート。

原作を読んだ人でドラマはこれから見たいという方はネタバレを含むのでこの先は読まないように。と、前置きした上で、改めて原作の小説と比較すると、このドラマの脚本の素晴らしさが光ります。

シーズン1は基本的には三体の1冊目をベースに展開しますが、実は三体Ⅱの「面壁計画」と、三体Ⅲの「階梯計画」までもが並行して描かれています。そして、秀逸なのがキャスティング。

舞台をオックスフォードに移して元研究仲間で国際色豊かな5人が登場することは前述したとおりですが、そこには汪森(ワン・ミャオ)だけでなく、三体Ⅱのメインキャストである元天文学者で社会学者の羅輯(ルオ・ジー)と三体Ⅲのメインキャストとなる程心(チェン・シン)、そして雲天明(ユン・ティエンミン)までがしっかり登場していることに気づきます。

そして、三体Ⅲの重要人物であるトマス・ウェイド(もと国連惑星防衛理事会戦略情報局(PIA)長官)までもが既にシーズン1で勢揃いしています。となると、三体Ⅱの鍵を握る戦艦「自然選択」艦長代行の章北海(ジャン・ベイハイ)は軍人ということはきっと…。

こんな具合にドラマ版では既に三体Ⅱ、三体Ⅲまでをも見越して主要キャストをシーズン1でいっぺんに展開していることが分かります。つまり、シーズン1の反響次第でシーズン2(恐らく三体Ⅱ)、シーズン3(同じく三体Ⅲ)まで全てドラマ化する前提なのではないでしょうか。

ドラマ版の製作総指揮・脚本を手がけたアレクサンダー・ウーはオックスフォード・ファイブについてこう語っています。

登場する人物たちに感情移入できるからこそ、次のエピソードが気になる。彼らはあなたの人生のなかで生き出すのです。劉慈欣の小説では、三部作それぞれで主要登場人物は別々ですが、シーズンごとに新しい登場人物を紹介するような構成にはしたくなかった。早い段階でキャラクター全員をチェス盤に登場させ、彼らを知り、また彼らが互いに影響し合うようにすべきだと思いました。なので、わたしたちは、共通の過去をもち、葛藤を抱えたり、想いを寄せたりする人たちのグループを登場させることにしたんです。(アレクサンダー・ウー)

Wired

また、時間軸で見ると、原作小説では三体と三体Ⅱの上巻は危機紀元(201X年~)、三体Ⅱの下巻は危機紀元20年から始まり危機紀元205年あたりまでを描いています。そして、三体Ⅲでは危機紀元4年の雲天明のエピソードから始まって、一気に抑止紀元(2208年~2270年)、送信紀元(2272年~2332年)、掩体紀元(2333年~2400年)、そして暗黒領域紀元(2687年~18,906,416年)という途方もない時間軸で物語が展開していきます。

確かにこうやって改めて三体の3部作の時間軸を整理してみると、実はどれも危機紀元(つまり三体の危機が判明してからの時代)の初期を含んでいることがわかります。つまり、三体の汪森(ワン・ミャオ)、三体Ⅱの羅輯(ルオ・ジー)、三体Ⅲの程心(チェン・シン)、そして雲天明(ユン・ティエンミン)はみな危機紀元の初期の同時代を一緒に生きています。

同じく製作総指揮・脚本を担当したD・B・ワイスの言葉です。

このプロジェクトの開発で最も困難だったのは、原作の登場人物全員をひとつのまとまりのあるグループにまとめる方法を見つけることだったと思う。原作を尊重し、原作でわたしたちが愛したものすべてを保存するような方法でそれをおこなうにはどうしたらいいか、検討する必要がありました。60年代の中国とオックスフォードの現在、そして奇妙な仮想現実が混じり合う。登場人物たちを多くの異なる場所に連れて行くのは、とても挑戦的なことでした。(D・B・ワイス)

Wired

この構成に着目して、三体の三部作を時系列でドラマ化し、また三部作の主要キャストを最初から同時に登場させて、しかもそれぞれがオックスフォードの研究仲間という関係性に仕立て直したのがドラマ版の脚本と言えます。

これにより、物語をシンプルで直線的に描くことでストーリーがわかり易くなり、また原作で課題だった「登場人物の平板さ」をこの個性豊かな5人の友情や愛情といったヒューマンドラマ的な味付けでしっかりと補っています。この意味からドラマ版の脚本が原作の面白さを損なわずに上手に再構成して制作されていることが良く分かります。

そして、あの迫力ある映像、音楽、演出。さすがNetflixによるドラマ化だなあと改めてそのクオリティの高さに唸らされました。

2023/1の報道時

ハリウッドでは既に映画化が進んでいるとか。また、2023/1にはNetflixが実写ドラマ化するという報道もありました。

あの世界観を原作のイメージを損なわずに映像化するのは至難の業だと思いますが、Netflixの資本力と実力ならばきっと我々の期待に応える水準の作品になるのでは。こちらも楽しみに待ちましょう。

米ストリーミング大手のNetflixが、中国発の世界的ベストセラー小説「三体」3部作の実写ドラマ制作にゴーサインを出した。制作を手がけるのは、社会現象を起こした大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターとして知られるデビッド・ベニオフとD・B・ワイスで、Netflixで壮大な物語が描かれていくことになりそうだ。

「三体」は、中国の作家リュウ・ジキン(劉慈欣) によるSF小説。人類に絶望した天体物理学者が宇宙に向けて発信したメッセージが、3つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いたことから壮大な物語に展開する。3部作で描かれる「三体」は、2014年に中国系アメリカ人作家ケン・リュウによる英訳が出版され、アジア人作家の作品として初めてヒューゴー賞の長編小説部門を受賞。バラク・オバマ前大統領やFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOら、欧米の知識人が愛読していることでも知られる。

2019年にNetflixとオーバーオール契約を締結しているベニオフとワイスは、「ザ・テラー」のアレクサンダー・ウーとともに、実写ドラマ版「三体」の脚本執筆と制作総指揮を手がけることになる。

今回の制作発表に伴い、ベニオフとワイスは声明を発表。「リュウ・ジキンの3部作は、これまで私たちが読んだSFシリーズでのなかでももっとも野心的な作品であり、1960年代から世界の終末まで、この青く小さな地球から遠い宇宙の彼方まで、読者を長い旅路に連れ出してくれます。今後数年間かけて、本作を世界中の視聴者に届けることをとても楽しみにしています」と意欲を語っている。

映画.comニュースより
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