中1の娘の学校ではひとり一台のiPadをノートがわりに活用して授業をしています。
今回の新型コロナウィルス騒動に絡む臨時休校で3学期の期末テストが吹き飛んで喜んでいたのも束の間、このiPad経由で膨大な宿題が娘に届きました。
家庭科の宿題は家族の朝ごはん作り
ユニークなのが家庭科。
バランスの良い朝食メニューを考え、土曜朝に家族のために朝食を用意する。提出は朝10時まで。
朝10時まで、というのがポイントです。
僕は土曜の朝は8時からテニスなので、娘は朝6時に起床して朝食を作ってくれました。
メニューはフレンチトーストとハッシュドポテト、デザートに土佐の文旦。
これらの写真をiPadで撮ってオンライン提出箱に10時までに提出すれば宿題完了です。
毎朝宿題が配信されてその日のうちに提出する科目も
中でも一番厳しいのが数学。
- 毎朝、一時間くらいかかる分量の宿題がiPadに配信される
- ノートに問題を解いて自己採点する
- そのノートをiPadのカメラで撮影して、学校のオンライン提出箱にドラッグ
- 翌日に先生からコメントが届く
面白いのが、オンライン提出箱はクラス全員分の提出状況がリアルタイムで共有されること。
誰がまだ宿題をやっていないかクラス全員に丸見えなので、ちゃんとやらないと!というモチベーションに繋がりますね。
音楽の宿題とは?
シューベルト、モーツァルト、ハイドン等の名曲をオーケストラが演奏している動画がiPadに配信されて、それを視聴して感想を提出する宿題です。
映像を観て、感じたことを言葉にしてください。
資料を読んで各楽章の特徴をつかみ、指揮者、オーケストラの各奏者がどのように表現しているかに注目しましょう。
なるほど、動画配信と組み合わせればこんな宿題も簡単に出せますね。
体育の宿題まで!
なんと体育の宿題まで配信されます。
いつも授業でやっている、腹筋、背筋、腕立て伏せを各15秒ずつ、毎日実施すること、という内容。
「実際にやっている様子を動画で撮影して提出箱に毎日提出」だったら面白いなと思いましたが、さすがにこの宿題は「提出なし」でした。
朝コメダ珈琲店で宿題
日曜日の午前中は朝マックで娘と勉強するのが僕の週末の楽しみですが、たまにコメダ珈琲店に行くことも。
ただ、コメダは人気なので朝7:30過ぎには駐車場が満車になってしまいます。
今朝はコメダに行くために日曜だというのに7時起きで向かいました。
この時間だとまだ4人がけのゆったりした座席が空いているので快適です。
娘がせっせと宿題をやっている傍らで僕はこのブログを書いたり、時々わからない問題を解説してあげたり。
プライスレスな日曜の時間。
普段の授業でもiPadを活用
娘にiPadを使った授業について聞いてみました。主に二種類の使い方があるそうです。
- 黒板の上に特殊なスクリーンを載せる
- オンライン提出箱の宿題の中から良くできている生徒の回答をiPadからプロジェクターでスクリーンに投影
- 電子ペンで先生がスクリーン上に解説を追記
- 先生のiPad画面をリアルタイムで各生徒のiPadに配信
- 生徒は自席で自分のiPadに表示された先生の画面を見る
- 先生が口頭で説明しながらiPad画面に直接メモを書き込む様子を手元のiPadで生徒が確認する
もはやドラえもんの世界観ですね。
でも確かにテクノロジーは十分に確立できているので、あとはV-CUBEやZoomと組み合わせたオンライン授業の仕組みまで構築すれば在宅での授業も実用レベルで実現できるでしょう。
今回のような臨時的な授業だけではなく、夏休みの補講に活用する等、せっかくのiPadなのでまだ色々な工夫の余地がありそうです。