東京モーターショー改めジャパン・モビリティーショーに行ってきました。平日だというのに開場の30分ほど前に東京ビッグサイトに到着した時点で、既に数百人が待っているほどの人気ぶり。
モーターショーといえば、UCLA留学中の2005年に足を運んだロサンゼルス開催のLA Auto Show以来で、日本では初めてです。
世界が一気にEVへ舵を切った中で完全に出遅れてしまった感がある日本の各社が必死で遅れを挽回しようとしている意気込みは伝わってきました。一方で、テスラを抜いて世界一のBYD(中国)ブースには常に大勢の人だかりができていて勢いがありました。
ソニー・ホンダモビリティ
一番楽しみにしていたのはソニーとホンダが協業して誕生したソニー・ホンダモビリティのAFEELA(アフィーラ)。小さなブースでプロトタイプ1台のみの展示でしたが、15分ほどの待ち行列ができる人気でした。
- 安心・安全の技術の上に、快適な移動空間を提供。リアルとバーチャルの世界を融合していくことで、移動空間をエンタテインメント空間、感動空間へと拡張。継続的にソフトウェアアップデートを行い、進化・成長していく。
TOYOTA
トヨタはスポーツカータイプのFT-SeとLand Cruiser Seのコンセプトカー2台が特に印象的でした。
- TOYOTA GAZOO Racingが取り組む「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の思想のもと、カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの選択肢の一として提案する、高性能スポーツBEVモデルです。
- 主なコンポーネントをFT-3eと共有しながら、操縦安定性や空力性能をさらに追求。ソフトウェアアップデートにより、ドライバーと共に育っていくクルマを目指しています。
- スタイリッシュかつ高い上質感を兼ね備えたスタイリング、BEVならではのトルクフルな走りを提案。世界の多様なニーズに対応した3列シートSUVにてランドクルーザーブランドの新たな魅力を拡大
- 市街地などのオンロード走行時、BEVならではの高い静粛性による快適な室内空間を醸成
- モノコックボディで意のままに操るハンドリングとラフロード(荒れた道)を安心して滑走できる走破性を追求
市販車では、クラウンスポーツが展示。実物は初めて見ましたが、いま乗っているハリアーよりも小ぶりな印象でした。
LEXUS
レクサスも大きなブースを構えていました。
- 2026年市場に導入し、クルマ屋LEXUSならではのドライビング体験とサービスでお客様のライフスタイルを豊かにすることを目指すコンセプトモデルです。低重心かつ凝縮感あるフォルムと広々とした室内空間に心揺さぶるドライビング体験を予感させるスリークなプロポーションで、優れた機能性と美しさを両立し、情感あふれるデザインを実現しました。
NISSAN
各メーカーの中でも一番ユニークなデザインのコンセプトカーで目を引いていたのがNISSANでした。
- バイオセンシングセンサーを内蔵し、AIがドライバーの気分を解析、クリエイターの創作意欲をかき立てる
- クルマ周辺の景色をグラフィックパターンに変換し、現実とバーチャルの世界が融合した空間を楽しめる
- インテリアは和紙や折り紙をモチーフとし、和のテイストを感じるアート空間を実現
- 最大出力1,000kWの圧倒的加速力、NISMOと共同開発した空力設計、進化したe-4ORCEによる高いコーナリング性能を実現します。
- AR(拡張現実)とVR(仮想現実)によってリアルとバーチャルのどちらの世界でも走りを楽しむことが可能です。
- スポーツ走行用にチューニングされた最先端のLiDAR技術を採用した運転支援技術により、高い安全性も確保します。
他にも市販車の特別モデルが展示されていました。
HONDA
モビリティーショーということで、クルマだけでなく様々な乗り物が紹介されていました。ホンダジェットの実物大の展示も。
MAZDA
今回、一番かっこいいと感じたのがマツダのICONIC SPです。
- 「MAZDA ICONIC SP」はマツダブランドの新たなアイコンとなるスポーツカーコンセプトです。クルマや移動体験を通じて、日々が楽しく、いきいきと元気になる。そのような未来を思い描き、「ひと中心」のクルマをつくり続けていきたいという思いが込められています。これからのカーボンニュートラル社会も心おきなく笑顔で楽しんでいただける、新しい時代への決意を込めたスポーツカーコンセプトです。
SUBARU
- 電動化時代も、日常から非日常まで意のままに運転し、いつでもどこへでも自由に走って行ける愉しさをデザインで表現。
- 安心できるからこそ、ワクワクするような新しい挑戦ができる。SUBARU SPORT価値の進化を予感させるBEVのコンセプトモデルです。
- ドライバーを中心に4輪を意のままに操るイメージの基本骨格や、空気の流れを感じさせる造形をぜひお楽しみください!
BMW
i5の艶消しマットな黒がかっこよかったです。
メルセデス・ベンツ
BYD
中国からは電気自動車では今や世界一となったBYDが大きなブースで賑わっていました。同社の特徴は、EV用の電池からEV本体まで自社で一貫して開発・製造していること。
また、他メーカーではほとんど見られないコンパニオンのお姉さんがクルマごとに立っていたのが印象的でした。勢いを感じます。
モータースポーツ
モータースポーツのエリアにはレースカーが多数展示されていました。
TOKYO SUPERCAR DAY 2023
国際展示場駅から東京ビッグサイトまでの遊歩道に懐かしのスーパーカーがずらりと並んでいました。こちらは誰でも見られる無料展示ですが、胸熱!
AIが考える未来のクルマ
ついでにStable Diffusionに「未来のクルマ」というお題を与えてデザインしてもらったのがこちら。それっぽいデザインのクルマを1分ほどで仕上げてくるAIのポテンシャルは底知れません。
AIの考えるコンパニオン
おまけで、Stable Diffusionが考えたモビリティーショーのコンパニオンのお姉さん方。キリがないので3枚のみ厳選してご紹介します。