ボクセルアートテクノロジー

週末ボクセルアート(上級編)

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ボクセルアート
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思いつきで始めたボクセルアートもいよいよ上級編に。ツールの使い方も慣れてきて、より複雑なモデルも作れるようになってきました。

上級編は、木立の中に建つ木の家。

今までで一番、込み入った構造になっているほか、リアルな質感を出すためにわざと家の屋根や壁などを汚す表現、木と葉っぱのモデリング、煙突から出る煙の表現、ランプの光といった小技の集大成からなる作品です。

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モデリング

木やコンクリートの汚れ

家の屋根や壁が茶色一色だと単調で浮いてしまいます。

そこで似た色を3色ほど用意してグラデーションをつけることで経年劣化や汚れを表現するテクニック。

はじめにベースとなる薄い色で全体をモデリング後に少し濃い色を使って汚れを表現します。結構手間がかかって面倒な作業ですが、これで作品のクオリティがぐっと上がる大切な工程です。

煙と木の葉の表現

煙突から出ている煙もブロックを積み上げて作成します。

また、木の葉は幹のまわりに立方体をたくさんくっつけていくことで木のフォルムをつくっていきます。

これだけだとゴテゴテした形なので、ちょっとした工夫をすることで木の葉っぽいモデルができます。

  1. 緑色のグラデーションを5色ほど用意
  2. 緑色のオブジェクトを選択して、ランダムに5色で塗り分ける(コマンド一発で完了)
  3. 塗り分けた5色のうち1色のキューブだけを選択し、残りの4色分のキューブを削除
  4. 結果として葉っぱの部分が5分の1の割合でスカスカとなる
  5. スカスカとなった緑色の葉っぱを選択して、ランダムに5色で塗り分ける

この工程を経ることで、自然の木の葉のようなモデルが完成です。

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レンダリング

地味で大変なモデリング工程が終われば、楽しいレンダリング(好きな構図でCGを作成する工程)が待っています。

今回はそれなりに複雑な形の家を作り、色も塗り分けてリアルな風合いを作り込みました。

まずはカメラを引いた位置に置いて全体感を描画。

続いてカメラを寄せて色々な角度からこだわりポイントをレンダリングしてみましょう。

全体像
真上から
少し家にカメラを寄せる
家の後ろ側についている煙突
煙は雲の属性を設定することでそれらしく描画
木々の間から眺める家
木の葉の隙間から家を覗く
階段と手すり
黄色いキューブ1つを光源に設定
ランプの光が屋根の段々に反射する様子

苦労した甲斐あって、カメラをぐるぐると回しながら、味のあるCG画像をたくさん作成できました。

ここまではテキストにある程度の解説が載っているのを真似しただけで、誰でもすぐに到達できます。

自分だけのオリジナル作品を作ろうとすると、モデリングやレンダリングのセンス、スキルが要求されるので簡単にはいかないでしょう。

せっかく上級編までカバーできたので、スキマ時間を見つけてゆるーくボクセルアートを続けていけたらいいなぁ。

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