たび

深圳(深セン)の電気自動車・ドローン・無人コンビニ

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深センは香港から1時間ほど北上したところにある中国第4の都市で、経済特区として栄えてきました。1,300万人が住んでいて平均人口が32歳とのこと、確かに街を行き交う人々はみな若者ばかりで、高齢者はほとんど見かけません。

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平安国際金融中心ビルとNIOショールーム

街で目を引くのが、ひときわ高いビル、平安国際金融中心。118階建て600mで、ドバイのブルジュ・ハリファ、上海タワー、アブラージュ・アル・ベイト・タワーズに次いで世界で4番目の高さだそう。

一階には電気自動車メーカーのNIOのショールームがあり、スポーツカーとSUVが展示されていました。店員に聞いたら、SUVが800万円くらいとのこと。

これも電気自動車!
このSUVは800万円くらいだそう

渋滞を抑制するために深センでは自動車ライセンスは抽選で300台/日程度に抑制(多いのか少ないのか…)されていますが、電気自動車だとすぐに買えるそう。3割くらいの補助金もあり、市としてEV化を推進しているようです。ナンバープレートが緑色のが電気自動車で、タクシー、バスは9割が既に電気自動車に置き換わっているという本気度です。

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中国の秋葉原・華強北とドローン

深センの秋葉原と呼ばれる華強北は秋葉原の10倍とも言われるエリアに電気街が広がっています。安価にその場でスマホの修理をしてくれるお店、ドローン専門店、スマートホームのショールームなど部品から怪しげな新製品までありとあらゆる電子機器が売られていました。

世界最大のドローンメーカーDJIはこの深センで起業したブランドです。ショールームでは最新モデルが並んでおり試しに飛ばせるスペースも。華強北のノーブランド製品とは価格が1~2桁違う高性能モデルです。

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地下街に並ぶカラオケボックス

地下街に並ぶカラオケボックスも人気だそう。

マイクは2本あり
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WeChatで入店する無人コンビニ

無人コンビニは入り口でスマホのWeChatアプリで個人認証するとドアが開く仕組み。商品にはRFIDの電子タグがついていて出口で自動でタグが読まれて精算すると外に出られるようになっていました。

WeChatで認証するとドアが開く仕組み
各商品には価格情報等を有した電子タグが付属

商品のバリエーションが少なく欠品も目立っている等、オペレーションの課題がまだ散見されますが、とりあえずまず商用化してみてリアルなフィードバックを受けて改善する、というリーンスタートアップ的なスタンスが徹底している印象。これこそがこの街の成長の原動力だと感じました。

一方で、行きすぎたテクノロジーの活用に対する懸念も感じました。例えば、アリババのジーマ信用は個人の信用度をスコア化して金融面で優遇を受けられますが、深セン市は街じゅうに設置された監視カメラでポイ捨てなどの行動までを管理して個人をスコア化しようとしているとか。行き着く先はbig brother的な監視社会かもしれません。

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高層ビル群がシンクロするイルミネーションショー

夜は30棟ほどの高層ビルが連動してビル壁面を使ったイルミネーションのショーが開催されていました。これだけの規模で一斉に同期を取ってショーを実施するのは中国ならではの統制力でしょう。花や蝶が舞ったり、人が歩いたり、花火が上がったり…と凝った演出が続き、ついつい最後まで観てしまいました。

高層ビル群の壁面全体を使った大胆なイルミネーションショー
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平安国際金融中心ビル最上階のバー

夕食後、中国人の友人と平安国際金融中心ビルで待ち合わせて最上階にあるバーで久しぶりに二人でゆっくり近況アップデート。

彼がまだコロンビア大学の大学院で金融工学を学んでいたときにNYで会ったこともありましたが、彼がシリコンバレーで起業したブロックチェーンの会社は何と時価総額で3桁を超えたとか。彼がテクノロジーで実現したい世界観を聞かせてもらい、前向きな刺激をたくさんもらった夜でした。

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ロサンゼルスMBA生活とその後