アメリカの大学では卒業5周年等の節目でReunionと呼ばれる同窓会が開かれます。僕が卒業したUCLA Anderson School of Management(経営大学院)では、5年おきにイベントが開催されています。
僕はClass of 2005(2005年に卒業した代)なので、3回目のReunionが2020年に予定されていましたが、COVID-19の影響で今年に延期になり、今回オンラインで開催されることに。
ちなみに、2010年に開催された1回目のReunionの時は、2週間の休暇を取得して家族4人でカリフォルニアを旅行し、UCLAで行われた同窓会イベントにも参加しました。
今回はオンラインだったので気軽に参加でき、懐かしい友人の元気な姿を見ることができて良かったです。
イベントのプラットフォームはRemoというサービス
今回のオンラインReunionはRemoというサービス上で開催されました。今まで聞いたことがなかったですが、なかなか良くできたサービスでした。
類似のZoomやTeams, Webex, Google Meet等のサービスと比較した際に、Remoの特徴として感じたのは次の点。
- 専用アプリが不要(ブラウザのみでOK)
- 最初はカンファレンス形式で強制的に皆で同じコンテンツを共有した後は、画面に表示された幾つかのテーブルに自由に参加して回遊できる
ブラウザだけで参加できるのは気軽でいいですね。最初はスマホのChormeで参加したのですが、やはり画面が小さくて使いづらかったので、途中からPCに切り替えました。
専用アプリなしで、スマホのブラウザだけでも複数人とのビデオチャットがちゃんと動作していたのはすごいと感じました。
また、リアルなイベントみたいに会場のテーブルレイアウトが表示されていて、誰がいるのかがリアルタイムで表示されています。話したい仲間がいるテーブルを見つけたらクリックするとそのテーブルに入る仕組み。
誰かが入ってくるとノックの音が聞こえて、ビデオチャットに追加されます。本当の懇親会場にいるようなUIでテーブルに入ったり回遊したりできました。
今や同級生の大半がパパ、ママに
日本人でMBA留学する人は平均すると30歳くらいのイメージですが、アメリカ人は大学卒業後3年くらいでビジネススクールに入るのが一般的で平均年齢は26-27歳くらいの印象です。
クラスメートの大半が独身だった中で、既婚しかも子連れだった同級生は僕以外にはほとんどいなかったので、大学院の各種イベントに当時2歳だった息子と妻と一緒によく参加していた僕はその印象が強かったようです。
あの時のちっちゃかった息子が今や20歳。身長185cmくらいになった息子が写った家族写真を見せたらみな驚いていました。
そんな彼らも今やほとんどがパパ、ママに。子供が1人という友人は稀で、平均すると2~3人くらい子供がいたのは意外でした。
キャリアも様々、住んでいる場所もまちまちでしたが、皆それぞれ活躍して人生を楽しんでいる様子で何より。日本に関心のある友人も多く、「東京はロックダウンしてるのか?」「カラオケは営業してるか?」「温泉は?」等、色々な質問を受けました。
こうしてオンラインで国境を越えて同窓会ができるのは海外在住の人にとってはありがたいことですね。また、アメリカといっても広く、ロサンゼルス以外の街で暮らしている同級生が大半だったので、彼らにとってもオンライン同窓会は参加しやすかったようです。
子供をピックアップする途中に車内から参加していたり、小さな子どもをあやしながら参加していた同級生もちらほらいました。
早くCOVID-19が落ち着いて、再び世界中の人の往来が自由にできる日が来ますように。