以前からTVで「立山黒部アルペンルート開通」のニュースを見るたびに、高さ20m近くになる雪の壁を歩く「立山黒部・雪の大谷ウォーク」を一度体験してみたいと思っていました。
ネットで色々と情報収集した上で、ゴールデンウィークに雪の大谷ウォークを堪能してきました。土日、週末、そしてハイシーズンのGWでも確実に雪の壁が見られる方法をメモしておきます。
ちなみに、今回は富山市内に宿泊し、日帰りで雪の大谷ウォークを堪能した翌朝は白川郷の合掌造り集落を訪ねてゆっくり散策してきました。車で1時間少々で到着できますが、とにかくGWは混むので朝イチの初動がポイントです。
ゴールデンウィークの立山アルペンルートは大混雑!
立山アルペンルートとは、富山県側の立山駅から長野県側の扇沢までの間を指します。
マイカーは立山有料道路を走れないため、立山駅に駐車した上でケーブルカーで美女平まで移動した後にバスで室堂を目指す必要があります。
例年4月下旬に除雪作業が完了して開通する立山アルペンルート、雪の大谷。20m近くに達する大谷も次第に雪が溶けて低くなってしまうため、どうせ行くのであれば5月中旬くらいまでに観ておきたいところです。時期的にもGWはちょうど良いタイミングです。
ただ、GWはこのケーブルカーと立山高原バスが非常に混雑します。マイカーは立山駅の駐車場に停められますが、朝6時過ぎには立山駅近くの駐車場と臨時駐車場は満車となり、400m~800m離れた遠くの臨時駐車場に回されるそう。
また、ケーブルカーはネットで事前予約できますが、すぐに売り切れとなるほか、ケーブルカー終点・美女平から乗るその先のバスはかなり待ち時間が発生する模様で、時間が読めません。
室堂から帰りのバスもなかなか乗るのが大変そう。ネットを確認すると、「室堂ではバス待ちの行列。美女平でケーブルカーの待ち合わせ(1時間待ちは当たり前)に時間を取られます」といった書き込みが多数ありました。
つまり、普通にGW中に雪の大谷へ行こうとすると、交通機関の待ち時間が長く、大混雑で疲れ、また時間が読めない状況に陥ってしまいます。
GW混雑を避けながら確実に雪の大谷へ辿り着く方法
そこで、お勧めなのが、直通バスで一気に室堂まで行く方法です。
今回は、あるぺん村ツーリスト主催の「立山室堂直行バス」の第2便(9:30にあるぺん村を出発、13:30に室堂を出発、15:00頃に帰着)を利用して、立山あるぺん村から室堂までバスで直行しました。
コストは、大人6,000円(往復)。ちなみに、立山駅から室堂までケーブルカーとバスを乗り継ぐと、4,310円(往復)なので若干高いですが、GWの混雑を避けて一気に室堂まで直行できるメリットは大きいです。
雪の大谷ウォーク
2019年は16mの雪の壁となりました。僕が訪ねた5/2時点でも16mと変わらず。ちなみに、2018年は18mだったそうです。5月とは言え、標高2,450mの室堂はマイナス2度でスキー場のような寒さでした。真冬の格好が必要です。
バスターミナルがある室堂のホテル立山を起点に、雪の大谷ウォークをスタート。GW期間中ということで、沢山のバスが続々と出入りしています。
15分ほど道路を下っていくと、みるみる雪の壁が高くなっていきます。最高地点には看板が置いてあり、記念撮影の行列。片側を歩行者用にして、バスが交互に行き来します。
高すぎて比較するものがないと高さがよくわからないため、バスが通行するたびに皆が写真を撮ります。
パノラマロード「ZEKKEI」
「見渡す限りの白銀の世界。春にしか見ることのできない、立山連峰を一望できる雪の上の遊歩道です。この場所を歩けるのは、雪があるこの時期だけ!」
そんな訳で、直行バスのおかげで行列に並ぶことなく、快適に雪の大谷ウォークを楽しむことができました。GW期間中に雪の大谷へ行ってみたい方にお勧めします。
翌日は朝7時に富山市内の宿を出発して白川郷の合掌造り集落へ。GWの白川郷はとにかく朝イチに到着できることが必須です。