盛岡さんさ踊りに続いて、翌日は青森へ移動。三内丸山遺跡をぐるりと回った後、ねぶた祭りは初めてで土地勘もゼロなのでとりあえず早めに青森市内へ。14時過ぎに市内に到着して街の様子を伺うと、沿道にはまだほとんど人はいませんでしたが、主だった場所は既にシートやテープで場所取りがされた後でした。とりあえず場所を確保せねば!ということで、まずは駐車場探し。
駐車場探し
公式ウェブサイトで紹介されている公式駐車場は一番近くても会場まで徒歩20分ほどかかる場所でした。まだガラガラでしたが、もっと近い場所があるはずと思い、会場周辺をドライブしながらコインパーキングを探しました。すると、青森県庁の向かいで、ねぶたコースとなっている奥州街道から1本南に入ったところにあるコインパーキングがまだ空いているのを発見し、すかさず駐車。
なんと昼間最大900円という値付けだったので、時間を気にすることなく停めることができました。ちなみに、地元の人に聞いたところ、奥州街道から北側は大規模な交通規制を敷くため、祭りが終わっても大渋滞で車を市街から動かせないと聞いていたので、その意味でもこの場所はベストポジションでした。
場所取り
続いて、場所取り。良い場所は有料観覧席として大規模に確保されており、有料席と有料席の間にある街道沿いはほとんど既に場所取りされていました。奥州街道を東に歩いていくと、リッチモンドホテル青森の向かい、国道柳町の交差点周辺に未確保スペースを発見。すぐにテープで場所を確保しました。
それから、しばらくまだ時間があったので、青い森公園やねぶたの家ワ・ラッセ、青い海公園をぐるりと散策。青い海公園には、祭りに参加する巨大な山車がスタンバイしていて沢山の人が出番待ちしており、お祭り気分が高まります。
祭り開始の1時間前くらいになると街中に観光客が続々と繰り出して賑わってきたので、僕らも確保した場所に移動しました。奥州街道の通行止めが始まると、南北に走る柳町通りも通行止めになり、そのタイミングで柳町通り路上の場所取りが解禁になります。それまでは横断歩道なので場所取りはできないため、近くの歩道で立って場所取りをしていた人たちが通行止めの瞬間を待ってわさわさと集まっていました。
警察官が「まだですよー」と制しているなか、遂に場所取り解禁の合図が出されました。と同時に、静かに、でも速やかに場所取りが展開されました。争うこともなく、整然と並び、場所取りをしていく姿に日本人の心を垣間見た瞬間でした。
ねぶた祭り!
ちなみに、僕らが確保した場所の斜め前のスペースには誰も現れなかったため、結果的に奥州街道沿いの最前列で観ることができたのはラッキーでした。踊り手のハネトがつけている鈴を拾うと幸せになれると聞いていましたが、最前列で娘と座っていると時々、鈴が飛んできます。また、わざわざ娘の前まで来てくれて鈴をプレゼントしてくれるハネトの人も何人かいました。娘は10個以上も鈴をもらうことができて、とても喜んでいました。
最後まで最前列でねぶた祭りを堪能した後、歩いて駐車場へ。そこから次の宿泊地で日本三大秘湯の1つ、谷内温泉へ向かいます。祭りの交通規制渋滞に巻き込まれて5時間かかったという人もいたそうですが、入念なロケーション選びの甲斐あって僕らはスイスイと市街を脱出し、90分ほどで到着することができました。
温泉宿の明かり以外は何もない山奥、車を停めて空を見上げると、天の川がくっきり見えました。あんなに満天の星を観たのは初めて、というほどの綺麗な星空でした。