このGWは房総半島に2泊3日の小旅行。今まで房総半島って近くて遠い存在でしたが、東京湾アクアラインが料金割引社会実験により2011年3月末まで800円!(通常料金は3000円)ということで春の房総半島に行ってみることに。
朝7時過ぎに出発したところ、ほとんど渋滞もなく、あっさり海ほたるに入れたのは意外でした。帰りは鴨川方面から一気に川崎まで帰ってきましたが、2時間ちょっとで帰宅できたのにはビックリ。伊豆とか箱根とかよりも実はずっと身近な場所だったんですね。さすがに片道3000円払ってまで行こうとは思いませんが、800円でこの利便性ならば十分アリ。
初日は、会社同期のO君一家と7年ぶり!に木更津で待ち合わせて潮干狩り。金田海岸は昼ごろに中潮ということで1時間ほど前に到着しましたが、大人1,400円で2Kgまで、子供は700円で1Kgまでという強気の料金設定にも関わらず、既に駐車場はほぼ一杯で海岸には入り口の開場を待つ家族連れが長い行列を作っていました。
息子も姫も潮干狩りは初体験。はじめは恐る恐る熊手で泥を掘っていましたが、中からアサリがざっくざっく出てくるのを見て大興奮。当たり場を求めて沖の方まで遠征しました。小さめの貝は砂に戻して、大ぶりのアサリに集中、それでも1時間ちょっとで5Kg以上のアサリが採れました。僕も潮干狩りは10年位ぶりでしたが、宝探しみたいで何とも楽しいひとときでした。
今回の潮干狩り、実は最大の課題は2泊3日旅行の初日、ということ。潮の具合からどうしても仕方ない日程でしたが、せっかく採ったアサリをすぐに持ち帰って調理することができません。つまり、旅行中、ずっと生きたアサリと一緒に旅をする必要がありました。そこで、事前にネットでアサリの飼育方法を勉強。どうやら、毎日海水を綺麗に入れ替えれば大き目のクーラーボックスで3日くらいなら十分、生きているとのこと。
そんな訳で、今回の旅行は「アサリさま最優先」で、ホテルに到着するとまずアサリの入ったクーラーボックスをそおっと移動して暗がりへ。確かに一日経つだけで、吐いた砂などで水はすぐに汚れてしまいます。夜、覗いてみると、だらりと体を殻から出しながら、ぴゅーぴゅーと水を吹き出して元気な姿。まめに海水の品質と温度管理をしながら何とか3日間、持たせました。
自宅に帰って、真水でアサリを洗ってみたところ、道中で死んでしまっていた貝も幾つかいましたが、概ね元気でした。幾つかに小分けして、ご近所にお裾分け。それでもたくさん余った分は冷凍。ランチはさっそくアサリのパスタ。3日もお世話しながら一緒に旅をするとなんだか情が湧いてきて、あまりにリアルな姿に最初はちょっと気が進みませんでしたが、食べたら美味しくてあっという間でした。。。
それから、アサリの味噌汁やリゾット等、美味しく頂いています。まだもうしばらく楽しめそうです。潮干狩り、来年もまた行きたいな。