ベトナム中部の都市ダナンから車で30分ほどで行くことができる世界遺産の街、ホイアン。この港町は、かつて鎖国が始まるまでの間は日本の貿易船が定期的に訪れていたこともあり、日本人コミュニティがあったそうです。
ホイアンの歴史はチャンパ王国時代からはじまり、その後、貿易港として栄えました。17世紀からはじまった貿易により、日本と中国とも親交を深め、三ヶ国の建築様式が混じり合った建物が今でも数多く残っています。1999年には、その歴史的価値が認められて世界遺産に登録されています。
ベトナムナビより
ベトナム、日本、中国、そしてかつての統治国だったフランスの影響も受けている街並みは、当時のまま保存されており、タイムスリップしたかのような不思議な趣があります。
ホイアンには三大名物と呼ばれる料理があります。それは、「カオラウ」「ホワイトローズ」「揚げワンタン」です。この三つはホイアン以外ではなかなか食べることができないので、是非全て食していただきたいところです。(ベトナムナビより)
ホイアン名物のカオラウ(汁のないうどんのような麺)、ホワイトローズ(エビ餃子っぽい)、揚げワンタンほか、色々と頂きましたが、どれも日本人の味覚に合っていて、とても美味しかったです。
ちなみに、ホイアン名物のカオラウは、かつて日本人が持ち込んだ伊勢うどんがホイアンの人びとの間に広まって定着したものだそう。確かに、うどんのような食感の麺でした。
大人5人でたらふく食べて、ビール11本飲んで、最後に請求書を見てビックリ。何と、1,065,000ドンです。
見慣れない桁の数字にドキっとしましたが、1円はおおよそ200ドンなので、ざっと5,000円ほど。1人当たり1,000円です。これでもベトナムにしては観光地価格ですが、欧米人しかいない観光客向けの高そうな店ではなく、ベトナム人観光客で賑わっているお店に入ったので、まだ安い方だったのでしょう。
この街の最大の見どころは、何と言っても夕方から夜にかけての時間。シンボルの灯籠が街のあちこちで灯ります。
ダナンから車で1時間半ほど走ると世界遺産のミーソン遺跡があります。まるでラピュタの世界に迷い込んだかのような森の中の遺跡。ダナンを訪ねる際はぜひミーソン遺跡も一緒に回ることをお勧めします。