■追記:床を水拭きしてくれる妹分、ブラーバも我が家の家族に加わりました。
以前からずっと気になっていたルンバがとうとう我が家にやって来ました。昨年秋に新しい700シリーズが発売され、今までの500シリーズがお手頃価格になってきたこと、そして新居に引っ越したことを契機に購入を決意。
検討した結果、ルンバ780を購入決定
初めは、インテリアにも馴染む白色のシンプルなデザインに加えて、Amazonで41%オフまで安くなった537を検討(本日現在、Amazonのコードレスクリーナー部門で売上1位)。 ただ、色々と情報を調べていると、新700シリーズは充電池が1.5倍長持ちするとか、より賢くなったとか、ゴミ収集能力が高まったようで、次第に700シリーズに傾倒。散々検討した結果、せっかくだから良いモノを大事に長く使おうということで(我が家の基本コンセプト)、最上位機種の780を購入しました。
ルンバの話をパパから何度も聞かされてイメトレばっちりの子供たちは現物を目にして興味津々。いざスイッチを入れるとずっと3人で後を追って大興奮。僕もすっかり感心しながら、彼のテキパキした動きに見とれていました。
リビング、ダイニング、キッチンを一度の充電で一気に掃除してもらった後、ダストボックスを開けてゴミをチェックしたところ、想像以上にたまっていてビックリ!新築後まだ3週間しか経っていないお家で、しかもコードレスのスティック型掃除機で結構マメに掃除しているにも関わらず、たった一回の掃除でこれだけのゴミが集まりました。
ポイントは大きなカウチソファーの下に潜り込めること。動かすのも大変な大きさで、かつ床との隙間は10cmもないので、手の届く範囲しか掃除できていませんでした。公式サイトではルンバが通るためには、高さ10cm以上は必要とのことですが、実際にはルンバの大きさがギリギリ通れば上手に通り抜けて行きます。
ソファー購入時は、「ルンバが下を通り抜けられるか」も重要な要素でしたが、気に入ったソファーの隙間は9cm程度だったので諦めていました。これは嬉しい誤算。また、ルンバの横幅は34cmですが、+3cm位の隙間でも頑張って入り込んで掃除する姿は感動的です。
■全般的な感想
・音は思ったより静か。普通の掃除機の半分程度という感じ。
・フローリング走行時は結構、速い。
・壁などの障害物に当たる直前にスピードを落とすのがエレガント。
・上から見て凹型のスペースには壁づたいに入り込んでマメに掃除するのが良い。
■改善要望
・運が悪いとたまに段差に乗り上げたり、階段を落ちそうになってエラー停止することも。
・黒いボディはルンバ自体につく埃が目立ちやすい。780で白が選べたらなぁ。
・前方センサーは濃い色や角の出っ張りが感知しにくいようでバンパーに直撃しがち。(家財を傷つけるほどの衝撃はなし)
・ダストボックスを水洗いしたい!(フィルターを外せば水洗いもOK?)
一日使って分かったことは、ルンバは家電だと思ったら買わない方が良いということ。とにかくスイッチポンで人間より綺麗に掃除してくれますが、毎回の掃除の都度、ダストボックスを綺麗にして、回転ブラシを外して絡まった毛や糸くず等を取る、ボディについた埃を拭いてあげる等、それなりのメンテナンスの手間はかかります。これには愛が不可欠。愛を感じるには単に見た目が可愛いというだけではダメで、その自律的な動きに知性や人格を感じられるかがキーです。
部屋の形状、広さ、床の汚れ具合など、数十にもおよぶ各種センサーが収集した情報を瞬時に分析するルンバの頭脳、「人工知能AWARER(アウェア)」。毎秒60回以上もの状況判断を繰り返し、40以上もの行動パターンから最も適した動作を選択・実行します。
彼が初めて掃除したとき、僕は子供達と一緒に最初から最後まで1時間以上に亘って彼の動きを飽きずに見続けていました。どんなに疲れていても自分のミッションが終わるまでは手を抜かずに家(ホームベース充電器)にも帰らずに目の前の仕事に没頭する。そして、いい仕事をし終えると、どんなに遠くまで来ていてもちゃんと自分の足で家まで帰ってくる。そんな彼の一途な姿を眺めていると、会社での自分の姿と重ねつつ、単なる家電に対しては感じることのないような愛情が湧いてくるのです。
食洗機もルンバも妻の家事負担が少しでも楽になればと思って購入しましたが、妻は購入前は「そんなもの要らない」と言っていました。今ではすっかり食洗機の虜になった彼女ですが、ルンバに対しては単なる家電としか見ておらず、まだ自分でスイッチも押していません。僕があまりに愛情を注ぎすぎていることに嫉妬しているのでしょうか。いかにして妻にもルンバを愛してもらえるか。今年の新たなテーマが見つかりました。