お気に入りの場所

元住吉MUIの焙煎珈琲

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「こだわりの珈琲専門店があるから連れて行ってあげる」と彼女に言われて辿り着いたのが商店街の脇に一歩入ったところに佇むMUIというお店。店内にはガラス張りの向こうに焙煎機が鎮座していて、ここで焙煎した豆で淹れたコーヒーを頂けます。

メニューを見ると、フルーティな風味、やさしい甘みの余韻、爽やかな酸味といった表現が並んでいて、コーヒーでもこんなに色々な味の違いあること自体にビックリ。もともとコーヒーを飲む習慣がなくて彼女と暮らすようになってから飲み始めたような僕は実はほとんどコーヒーの味の違いがわかりません。

そんな僕は名前で選んだKenyanコーヒーを注文。ケニヤ以外にもインドネシア、エチオピア、タンザニア等、珍しい産地の豆がたくさん選べます。


頂いたコーヒーはコクがあるのにキレがあるというか、クセがなくて飲みやすい。今までコーヒーにはいつもミルクを入れてましたが、変な苦みや酸味がなく、飲みやすいのでコーヒーそのものの味を楽しめます。美味しいコーヒーというのが少しわかった気がしました。

せっかくなのでお土産に焙煎したばかりの豆を1袋、買って帰りました。専門店で豆を買うのは初めてだったので、こだわりの店主さんに相談して選んだのが、コロンビア産のオクタビオ・エルーダ(AAA)深煎り、です。

1週間くらい常温で寝かしてからの方が豆本来の味が出て美味しいとのこと。週末には特上の豆をミルでキコキコと挽いてコーヒーを頂いています。リビングいっぱいにコーヒーの香りが漂う朝のちょっとした贅沢。

MUI店主の大沢さんによると、良いコーヒーの要素は、生豆の品質、鮮度、焙煎技術の掛け算で決まるそうですが、中でも一番重要なのは品質の良い生豆をどう入手するかという点とのこと。

10年15年前に比べ「品質の良い生豆」を手に入れるのはとても簡単になって来ました。ですがその中でも「素晴らしく品質の高い生豆」は入手がとても難しく、個人店ではほとんど不可能に近いと思います。

しかし、MUIはLCF(リーディングコーヒーファミリー)というグループに加入することで「素晴らしく品質の高い生豆」を仕入れる事ができています。

規模の小さなマイクロロースターでは大手の飲料メーカーやチェーン店のような珈琲豆の仕入れ方ができません。
そこで近年マイクロロースター同士で集まって数量を買い付けられる力を付ける事で良いコーヒー豆を確保しようというグループが作られるようになりました。その中でもLCFは世界でもトップレベルのコーヒー豆を買い付けているグループで、日本におけるスペシャルティコーヒーのパイオニアである堀口俊英氏率いる堀口珈琲が主催しています。(MUIのウェブサイトより

お店のウェブサイトを見ると、生豆の仕入れから焙煎、淹れ方に至るまで、大沢さんのコーヒーに対する並々ならぬ想いの深さが伝わってきます。コーヒーの奥深い世界を垣間見たのをご縁に、もう一歩足を踏み入れてみようかな。

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