年末年始に自分のウェブサイト開設に挑戦してみました。旧ブログはUCLA留学中の2004年から始めてずっと続けていましたが、エキサイトブログの無料版なので広告が無秩序に配置され、デザインの自由度が低い等の限界を感じていました。
そこで、今回は思い切って自分専用の独自ドメイン名(URL)を取得し、クラウド上のレンタルサーバーを借りて、その上にウェブサイトを構築するという本格的な構えでやってみることにしました。
少々お金がかかりますが、自分で手を動かして作ってみることで技術力にも色々と勉強にもなるだろうということで。
独自ドメイン名(URL)の取得
まず始めに必要なことは、世界に一つだけのインターネット上の住所(URL)を取得すること。土地を買うようなものですね。様々な取得代行サービスがありますが、ネットで比較検討した結果、料金が安くコスパが高いMuuMuu Domainで取得してみました。
URL名は早いもの勝ちで登録されており、よく見るco.jpや.com等のドメインは比較的高価です。そんな中、たまたま見つけた.tokyoというドメインがシンプルでわかりやすい割に安価だったので、takekura.tokyoというドメインを取得することに決定。
ちなみに、取得価格はたったの100円、更新が920円/年です(これがco.jpだと、取得・更新ともに3,980円)。思っていたよりも安くすみました。
レンタルサーバーの契約
続いて、取得したURLに紐づくウェブサイトを構築するために、クラウド上のレンタルサーバーを借ります。取得した更地の上に家を建てるようなものですね。
ムームードメインと同じGMOグループのLollipopだと取得したドメインとの紐づけが楽そうだったのでこちらを契約。
WordPressというウェブサイトを簡単に構築できるサービスを利用できる「ライトプラン」を選択し、初期費用が1,500円で利用料金が250円/月。こちらも安くてびっくりしました。まだ無料お試し期間中ですが!
ワードプレスでウェブサイトを構築
ここまで来れば、あとは自分のウェブサイトを作成して公開するのみ。ゼロベースで作ると大変ですが、WordPressを使えば予めデザインされたテンプレートを活用することで、イメージに近いサイトを手軽に作成できます。
何の前提知識もありませんでしたが、いまどきネット上に無数の解説が共有されているので、ざざっと読みながら見よう見まねで作ってみることに。あくまで練習用なので、来月には全然違う内容になっているかも。
まず、コンテンツを作る前に最低限のカスタマイズを実施。特にワードプレスで気をつけなければならないお作法が、デザインのテーマを決めたら最初に「子テーマ」を作成すること。
これをせずに直接テーマを色々と編集してしまうと、選択したテーマが新しいバージョンに更新された際に自分の設定が消えてしまうので、まずはじめに実施しましょう。
僕はWordPressが初めてだったので、以下のようなカスタマイズを体験することでWordPressの基本的な機能を理解することができました。
- コンテンツ:試しに旧ブログから旅行記を幾つかピックアップして転載
- ベースデザイン(テーマ):Twenty Seventeen
- カスタマイズ
- 子テーマを作成して編集
- 独自SSL(https)対応:ロリポップで設定
- アクセス解析(Google Analytics)導入
- 文字のように扱えるアイコンフォント「Font Awesome 5 Free」導入
- 引用(blockquote)のデザインをスタイルシート (style.css)で修正
- facebook/twitterにリンクを投稿時に大きなアイキャッチ画像が表示されるよう修正(All In One SEO Packプラグイン導入)
- 新カテゴリ登録時のWordpress 403エラー表示回避(ロリポップのWAF設定の無効化)
ただ、結果的には選択したTwenty Seventeenは基本的な設定しかできないことが後にわかり、途中でテーマをCocoonに変更しました。
Cocoonを使うと、上に記載したような各種設定(引用のデザイン変更、アイキャッチ画像対応、Font Awesome 5 Free導入等)が不要で綺麗なデザインをすぐに使えるほか、Google Adsenseの広告設定等も簡単に実施できるので非常にオススメです。
しかも無料!わざわざ有料のテーマを購入する必要はありません。
予め用意されたテンプレートに沿ってウェブサイトを作る程度であれば、特段のプログラミング知識がなくてもWordPressの画面上の操作だけで簡単に構築できてしまうのは凄いです。
いわゆる「レスポンシブデザイン」と言われる、PCやタブレット、スマホといった様々な画面の大きさのデバイスに対して自動的に横幅等を調整して見やすい画面を表示する機能も標準で装備されています。
90年代にホームページビルダーとFTPソフトを使ってモデム接続でウェブサイトを構築していた頃に比べると隔世の感がありますね。
初期費用が1,600円で年間の維持費用が3,920円というコスト感でこれだけのウェブサイトを容易に構築・維持できるとは!
これから少しずつプラグイン等を試しながら、PHP言語なども勉強してみます。ちょっとしたことですが、人生100年時代、副業や起業するときに間違いなく役立つスキルですね。