親バカ

バイリンガルはこうして育つ

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息子が何やら紙にセロテープを一生懸命貼っていました。そこで、ちょっと英語で聞いてみました。

Daddy: What are you doing?
Shunya: Um, the paper is broken. So, I’m fixing it.

・・・いつの間にそんな単語、覚えたの?しかも、ちゃんと文章になっていてビックリ。

今、彼が通っているプレスクール(保育園)では、先生はもちろんお友達も大半はアメリカ人なので英語で話します。プレスクールに通い始めてからちょうど1年ほど経った頃、息子がしきりに「お迎えをもっと遅くして欲しい」と言うようになりました。そこで、11月からは、それまでの短時間コース(3:30お迎え)から通常コース(5:30お迎え)に変更しました。

ここで、ちょっと計算。平日は、朝9時から夕方5:30まで、合計8時間半が英語の時間。一方で、朝は8時起き、夜は9:30就寝とすると、日本語の時間は5時間。週末は朝8時から夜9時までが日本語として合計13時間×2日=26時間。つまり・・・

英語の時間: 42.5時間/週
日本語の時間: 51時間/週
英語率: 45%

実に生活の約半分は英語ということに。僕も学校や生活の中で英語を聞いたり話したり、読んだり書いたりする機会は多いですが、せいぜい1/3が英語といったところでしょう。しかも、僕は読み書きの時間が大半なのに対して、息子は聞いたり話したりが中心。そして、子供は耳から聞いた音をそのまま真似するので発音はネイティブスピーカー並み。頭も柔らかいので日々新しい単語を覚えていきます。

凄いのは、日本語と英語をちゃんと意識して使い分けること。世の中には異なる言語があることを無意識に理解しています。たまに日本語を上手に話すアメリカ人を見ると、「あの人、英語の人なのに日本語も上手に話すねぇ」と言います。また、英語で話しかけられたら英語で、日本語なら日本語で自然に返します。そして、TVで中国語やスペイン語の番組をやっていると、しばらく見てから「何言ってるかぜんぜん分からないね」と言います。(じゃあ黙って見ているCNNは分かってんのか?と突っ込みたくなります。)

あと半年でどこまで話せるようになるかはわかりませんが、帰国後も週に1回でもいいので、自由に英語で会話できる環境を準備してあげたいなと思います。そうすることで、少しでも今のリスニング・スピーキング能力をキープできればいいのですが・・・。

実は、僕自身もちょうど息子と同じ2歳~4歳をロンドンで過ごし、当時は現地のプレスクールに通って英語で話していたそうなのですが、帰国後は何もしなかったので英語はおろか当時の記憶すらほとんど忘れました。今から30年近く前の話ですから、当時の日本にはそういう環境がほとんどなかったのでしょうが、今の東京であれば色々な場があります。息子が大きくなって、ビデオの中で流暢な英語を話す自分を見てため息をつかないように、親として何とか英語をキープできる環境を準備してあげたいなと思います。

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