たび御朱印めぐり

浅草・両国でうなぎ、サイクリング、寄席デート

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たび
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平日デートの始まりは、心地よい汗を流すことから。朝、彼女と一緒にいつものピラティススタジオへと向かい、30分間のピラティスを楽しみました。しっかりと身体を伸ばしてリフレッシュした後は、本日のメインエリアである浅草へと移動。

実は、僕はこれまで浅草寺に足を運んだことがなく、一度行ってみたいとずっと思っていました。事前にインバウンドの外国人観光客が非常に多いとは聞いていましたが、実際に現地に到着すると、周囲は本当に外国人ばかり。まるで海外旅行にきているかのような錯覚を覚えるほどの賑わいでした。

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伝統の名店、小柳で楽しむふっくら絶品うな重

浅草に到着し、美味しい鰻を食べたいねと二人で調べたところ、浅草寺のすぐ近くにある名店、小柳を見つけました。

1926年創業の小柳は浅草の地で長年愛され続けている老舗のうなぎ専門店です。江戸前の伝統的な技法で丁寧に焼き上げられる鰻は、タレの風味と相まって多くの食通を魅了しています。落ち着いた和の風情が漂う店内は、浅草散策の合間に本格的な鰻を味わうのに最適な空間です。

ちょうど開店時間である11:30の10分ほど前に店舗に到着したため、並んで待つことに。僕たちの前には4人が並んでいましたが、開店と同時にスムーズに着席することができました。今回はうな重の松と肝吸いを注文。

運ばれてきた重箱の蓋を開けると、香ばしく素晴らしい香りが一気に広がります。口に運ぶと、ふっくらと柔らかくジューシーなうな重で、彼女と一緒にその美味しさを堪能しました。

ちなみに、このお店は支払いが現金のみとなっているためか、ここだけは外国人観光客の姿が見当たらず、日本らしい静かで落ち着いた時間が流れていました。僕たちがお店を出る頃には、店内はすっかり満席になっていました。

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国際色豊かな浅草寺参拝と御朱印の列

お腹を満たした後は、雷門から仲見世通りを通って浅草寺へ。参道は多くの外国人観光客の熱気に包まれていました。

浅草寺は、628年に創建された都内最古のお寺であり、浅草観音の通称で広く親しまれています。象徴的な雷門に掲げられた大提灯や、そこから続く仲見世通りは、東京を代表する観光名所として名高いです。年間を通じて多くの参拝客が訪れ、江戸情緒を今に伝えるシンボルとなっています。

なぜここまで浅草寺が外国人に絶大な人気を誇るのか、実際に歩いてみて納得しました。

駅から非常に近くアクセスが抜群であること、参道には日本らしさを感じられるお土産やちょっとした食べ歩きのお店がずらりと並んでいること。コンパクトにまとまった敷地の中に、立派な門、荘厳な五重塔、本堂などが凝縮されており、日本文化を気軽にかつダイナミックに体験できる場所だからこそ、観光客を惹きつけてやまないのだと感じました。

特に驚いたのは、御朱印をいただく列の大半も外国人観光客だったこと。皆さん、しっかりとマイスタイルの御朱印帳を持参していました。僕たちの前に並んでいたインド人の方は京都の金閣寺で購入したという美しい御朱印帳を持っていました。

書き置きではない丁寧な手書きの御朱印だったため、15分ほど並んで番号札を受け取り、さらに10分ほど待ってようやく手元に戻ってきました。平日であるにもかかわらず、これほどの賑わいを見せる浅草寺のパワーに圧倒されました。

中央に大きく書かれているのは、浅草寺のご本尊である「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」の御名です。

  • 梵字(ぼんじ): 「聖観世音」の文字のさらに上部(一番上)にある独特な記号のような墨書は、サンスクリット語の文字(梵字)です。これは聖観世音菩薩を表す種子(しゅじ:神仏を象徴する一文字)で、「サ」と読みます。この一文字だけでご本尊そのものを表しています。
  • 金龍山: 右下に書かれているのは浅草寺の山号(さんごう)です。寺院の格式や称号のようなもので、浅草寺は「金龍山」という山号を持っています。
  • 右上:札所印(坂東三十三観音霊場 第13番) 縦長の縦長方形の印には「坂東第十三番」と彫られています。浅草寺が、関東にある33カ所の観音霊場を巡る「坂東三十三観音」の第13番札所であることを示しています。
  • 中央:三宝印(さんぼういん) 中央のご本尊の文字に重なるように押されている正方形の大きな印です。仏教において最も神聖とされる3つの宝「仏・法・僧(仏さま、仏の教え、教えを広める僧侶)」を表す印で、浅草寺の正印(公式な判子)にあたります。
  • 左下:寺院印 「浅草寺印」と彫られており、この御朱印が浅草寺で正式に授与されたものである証です。
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隅田川を両国まで電動自転車で快走

しばらく浅草寺の周辺をのんびりとお散歩したのち、次の目的地である江戸東京博物館へ向かうことにしました。距離にすると約2kmほどしか離れていませんが、地下鉄を利用すると銀座線で上野に出て大江戸線を乗り継ぐ必要があり30分近くかかってしまいます。

浅草寺近くにずらりと並ぶ有名人の手形の一部

そこで、シェアサイクルアプリのHello Cyclingを使ってみることにしました。このサービスはセブンイレブンなどのコンビニや公園など、街のいたるところに多数のステーション(スポット)があり、どこでも自由に借りて・返せるのが最大の魅力です。料金も30分で160円という格安設定。しかも全車電動アシスト自転車なので楽々です。

彼女と二人で隅田川沿いの風を感じながら爽快にサイクリング。道中の景色を楽しみながら、わずか10分少々で博物館近くの公園のステーションに到着し、あっさりと返却できました。非常にスマートで、東京デートのアクティビティとしても大正解。

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旧安田庭園での休息と江戸東京博物館での学び

博物館のすぐ近くに美しい緑が広がる庭園が見えたので立ち寄ってみたところ、旧安田庭園でした。

旧安田庭園は、元禄年間(江戸時代中期)に常陸笠間藩主・本庄宗資によって築庭されたと伝えられる大名庭園です。かつては隅田川の水を導き、潮の満ち引きによって池の趣が変化する潮入回遊式庭園として造られました。現在は整備され、市民の憩いの場として美しい緑と池の景観を今に残しています。

ビルの向こうには東京スカイツリーも

しばらく木々の緑と静かな池を眺めながら癒やされた後、お目当ての江戸東京博物館へと足を運びました。

江戸東京博物館は、失われつつある江戸・東京の歴史と文化を振り返り、未来の都市や生活を考えるために開館した博物館です。館内には広大なスペースを活かし、実物大で復元された日本橋や当時の芝居小屋、緻密なジオラマ模型などが多数展示されており、当時の人々の暮らしや息遣いをダイナミックに体感することができます。

展示は江戸から明治、そして現代にかけての東京の歴史や文化が極めて詳細に紹介されており、非常に充実した内容でした。想像を遥かに超える見応えのある展示ばかりで、二人で時間を忘れてゆっくりと学ぶ楽しさを満喫しました。

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大ホールで楽しむ初めての寄席体験

展示をじっくり見て回り、いつか二人で寄席を観に行ってみたいねと話しながら出口へと向かっていたところ、信じられないような偶然が待っていました。

なんと、博物館の出口に直結している大ホールで、寄席を無料で楽しめるイベントが、たまたまその当日からスタートするとのことだったのです。開演の15分前で、僕らは事前に配られていた整理券を持っていませんでしたが、スタッフの方に確認すると、今からでも座席指定でのご案内が可能ですよと言っていただけました。しかも、たまたま前方2列目に空席が残っており確保することができたのです。

人生で初めて体験する寄席でしたが、この回は人気の落語家である柳亭小痴楽さん、桂宮治さん、そして幇間ほうかんの松廼家八好さんといった豪華な顔ぶれが並んでいました。

ここで、聞き覚えのない幇間について少し調べてみました。

幇間とは、お座敷(宴席)で芸者衆と一緒に場を盛り上げる男性の職人のことで、通称「太鼓持ち」とも呼ばれます。卓越した話術や踊り、お座敷芸の技術を駆使して、お客さんを心地よく楽しませる伝統的なプロフェッショナルです。昭和10年頃には日本全国に400人〜500人ほどいた幇間は現在では日本全国で5人しか残っていない大変貴重な存在です。

落語の小気味よいテンポと絶妙な話芸、そして幇間ならではの粋な伝統芸の雰囲気にすっかり引き込まれました。90分間の素晴らしい演目があっという間に感じられるほど大笑いし、贅沢な時間を過ごしました。

僕にとって初めての浅草寺参拝、圧倒的なスケールで歴史を学んだ江戸東京博物館、そして偶然がもたらしてくれた最高の寄席体験。お天気にも恵まれ、シェアサイクルでの移動も含めて、彼女と一緒に新しい発見を散りばめながら、ゆったりと楽しめた一日になりました。

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