春から新たに課長職に就く、30代中盤の男性クライアントとのセッションを振り返ります。管理職としての第一歩を踏み出す彼が抱く葛藤と、その先にある理想のキャリア像についてまとめました。
※本人の許可を得て公開しています。
新任管理職としての戸惑いと期待
彼は、春から課長としてチームを率いることになっていますが、メンバーへの接し方に正解を見出せず、管理職としての振る舞いに課題を感じていました。
しかし、対話を重ねる中で、「自分なりのマネジメント手法を確立したい」という強い意志が見えてきました。自分なりの方法が見つかれば、メンバーのパフォーマンスを最大化させ、彼らの成功を自分のことのように喜べるようになると信じているからです。
ともに成長するというマネジメントの形
彼の理想は、単に指示を出す上司ではなく、メンバーと一緒に成長していく関係性です。チームの成果が上がることで、自身の自己肯定感も向上するという、ポジティブな循環を求めています。
この「共成長」の視点は、これからの彼のマネジメントスタイルにおいて非常に重要なマインドセットになると感じました。
プロフェッショナルとしての自立と組織での信頼
彼のキャリア観は非常に現実的かつ野心的です。将来的に「会社の看板や肩書きがなくても、プロとして仕事を任せてもらえる存在」になることに憧れを抱いています。
一方で、完全に独立して起業するのではなく、確実な収入を確保しながら、会社という組織の中で昇進し、社会的な信頼を得ることも重視しています。組織での実務を通じて、プロとしての実力を着実に磨き上げたいというバランスの取れた志向を持っています。
コーチの視点
今回のセッションで印象的だったのは、彼が「管理」を単なる業務ではなく、自己実現とメンバーの幸せを両立させる手段として捉えようとしている点です。
初めての管理職は誰しも不安になりますが、彼はその不安を「自分なりのスタイルを確立するための伸び代」として受け入れています。
組織の看板を活かしながら個人のスキルを磨く「個の自立」と「組織への貢献」の調和こそ、彼が目指すべきリーダー像の核になるでしょう。
そんな彼の新たな門出を祝って贈った曲がこちら。
[Verse 1]
四月からの風 少し軽くて
いつものシャツも どこか違う
名刺の文字がひとつ減って
「課長」の二文字がやけに重い誇らしさより 先に来たのは
どう向き合うかという迷い
正しさばかり探すほどに
言葉が少し遠くなる[Chorus]
完璧じゃなくていい 並んで歩きたい
上からじゃなく 隣で支えたい
誰かの成功を 一緒に喜べたら
それがきっと 僕の答えになる焦らなくていい できること増やして
名前じゃなく 力で呼ばれたい
この場所で信頼を積みながら
僕も一緒に成長したい
[Verse 2]
うまくいかない日の帰り道
会話を何度も巻き戻す
あの一言でよかったのか
沈黙の意味を考えてるそれでもふとした表情に
小さな変化を見つけたとき
間違いばかりじゃないと
少しだけ前を向けるんだ[Bridge]
強くなくていい わからなくてもいい
それでも逃げずに向き合えたら
“自分なり”は きっとあとから形になる
その歩幅でいい
[Chorus]
完璧じゃなくていい 並んで歩きたい
背中じゃなくて 同じ景色見たい
一人じゃ届かない場所へ
一緒に進んでいけたらいい確かに稼いで 確かに信じられて
肩書きの中で 腕を磨いてく
いつか名前だけで呼ばれる日まで
今日をちゃんと積み重ねていく
[Outro]
四月の光に背中押されて
まだ不器用なままでもいい
肩書きの先へ 歩いていく
ここから始めていく

