たび

台湾旅行:Tipsと観光スポット

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たび
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前から行きたいと思っていた台湾を3泊4日で妻と娘と一緒に旅してきました。3月後半は最高気温が30度前後、最低気温が20度前後で、東京の初夏という感じ。日中はTシャツ1枚でも暑いくらい、夜は羽織るものがあるといい程度です。たまたま4日とも雨に降られずラッキーでした。

グルメ編はこちら!

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空港に着いたらまずやること3つ!

SIMカード(Airalo)

今回は息子に教えてもらったe-SIMのAiraloを初めて使ってみました。日本にいるうちにアプリをダウンロードし、e-SIMを購入して設定しておけば、現地の空港に着いた時にそのSIMに切り替えるだけで特段のアクティベーション等の必要もなく、すぐに電波をキャッチして使えるようになりました。

今までは旅行先の空港で小さなSIMカードをスマホに入れ替えるのが手間でしたが、e-SIMは物理カードなしで購入・使用できるため、とっても便利です!

また、驚いたのは7日間有効な1GBのe-SIMが$4.5という価格。息子の紹介コードの$3を使ったのでたったの$1.5で4日間過ごすことができました。まだAiraloを使ったことのない方は、紹介コード「KENYA3882」を入力すると$3割引でe-SIMを購入できますので、ぜひどうぞ。

台湾ドル(Revolut)

台湾ドルはRevolutのVISAカードを使って空港のATMから引き出しました。Revolutは25,000円/月までなら手数料無料、その時の換算レート(TTM)で現地通貨をATMから引き出せるため、とても便利です。

  • 台湾の松山空港の到着ロビーにあった台湾銀行ATMでTWD5,000を引き出しましたが手数料ゼロ、22,777円でした。
  • 中国信託銀行や台新銀行等のATMだとATM設置者がTWD100(500円弱)の手数料を徴収するようなので、要注意です。

交通系ICカード(悠遊カード)

SUICAに相当するのが、悠遊カードです。空港のコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート等)でカードを買い、併せてチャージをしておくと便利です。

  • コンビニだと様々なデザインのカードから選べます。価格はTWD100(500円弱)で、デザインによってはもう少し高いものもあります。
  • カードの購入とチャージは現金のみでクレジットカードは使えません。
  • 残額は払い戻しできますが、カード自体の金額は返却されません(SUICAとの違い)。
  • 台北観光では地下鉄やバスに頻繁に乗るため、タッチで改札を通過できる悠遊カードを先に購入するのがお勧めです。
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台北市内の観光

台北はコンパクトな都市で地下鉄が要所をカバーしているため、悠遊カードがあれば地下鉄+徒歩でたいていの場所へ行くことができます。今回の旅では、UCLA留学時の台湾人の友人が1日半いっしょに回って市内を案内してくれました。

龍山寺

台湾初日は龍山寺を参拝しました。

龍山寺(ロンシャンスー、Longshan Temple)は、台湾・台北市萬華区に位置する有名な仏教寺院で、1738年に福建省からの移民によって創建されました。観音菩薩を主祭神としながらも、道教や民間信仰の神々も祀られており、多くの参拝者が訪れる人気の観光地です。美しい装飾や彫刻が施された建築が特徴で、特に夜間のライトアップは幻想的で観光客にも人気があります。

ChatGPT

寺の中に入ると多くの人が赤い木製の半月型のアイテムを2つ床に落としては拾っていました。友人に聞くと、「擲筊(ポエ)」または「筊杯(ジャオベイ)」 と呼ばれる台湾伝統のおみくじだそう。

  1. 願いを念じる
    • 参拝者は心の中で願い事をはっきりと念じながら、2つの筊杯を両手で持つ。
    • 願い事が具体的であるほど良いそう。
  2. おみくじの棒を引く
    • 黄色いおみくじの棒を引き、番号を確認する。
  3. 筊杯を落とす
    • 両手で持った筊杯を軽く床やお盆の上に落とす。
    • 落とし方は片手ずつ放すか、両手を一緒に放すかは自由。
  4. 結果の読み取り(3通り)
    • 聖筊(せいべい / ポエ): 表と裏が出た場合 → 「はい」または「肯定」 を意味し、願いが叶う可能性が高い。3回連続でこれが出た場合は、おみくじを頂ける。
    • 笑筊(しょうべい / シオベイ): 両方が裏向きの場合 → 「笑われた」「否定」 を意味し、願いを念じるところからやり直し。
    • 陰筊(いんべい / インベイ): 両方が表向きの場合 → 「曖昧」または「不明確」 を意味し、再度試すか別の方法で占う必要がある。
  5. おみくじを頂く
    • 聖筊が3回連続で出た場合は、おみくじの棒に書いてある番号の引き出しから紙を取って内容を確認する。
棒を引くと番号が書いてある
これが聖筊(表と裏)
番号が書かれた引き出しを引くとおみくじの紙が入っている

僕の願い事は1回目は陰筊(不明確)だったので、より具体的な願いにして再挑戦したら、次は3回連続で聖筊が出ました。引いたおみくじは「大吉」よりも良いとされる最上級の「上上」で、幸先の良い旅のスタートに!

迪化街

迪化街(ディーホアジエ、Dihua Street)は、台湾・台北市大同区にある歴史的な商業通りで、清朝時代から貿易や商業の中心地として栄えてきました。特に漢方薬、乾物、茶葉、布地などの専門店が多く集まり、旧正月前には年貨(旧正月の準備品)を買い求める人々で賑わいます。近年では、歴史的建物をリノベーションしたカフェや雑貨店も増え、観光客にとっても人気のエリアとなっています。

ChatGPT
かつての薬房「和記薬房(Watsons)」 が入っていた歴史的な建物

中正紀念堂

台湾2日目の朝は、まず中正紀念堂へ。

中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう、Chiang Kai-shek Memorial Hall)は、台湾・台北市中正区に位置する蒋介石(Chiang Kai-shek)の業績を記念するために建てられた白亜の壮大な建築物です。1980年に完成し、青い瓦と白い壁が特徴的で、中国伝統建築の様式を取り入れたデザインが美しいと評されています。敷地内には広大な自由広場(Liberty Square)や大きな庭園があり、地元民や観光客の憩いの場としても親しまれています。

ChatGPT
自由広場
コンサートホール
中正紀念堂の前から広場を望む
中正紀念堂
衛兵交代式

2日目の午後は、九分・十份を巡るツアーに参加しました。

故宮博物院

3日目は故宮博物院へ。行きは、地下鉄で剣南路駅まで行き、バスでアクセスしました。帰りは、バスで地下鉄の士林駅へ。士林駅と故宮博物院の間は多くの路線バスが行き来しているため、故宮博物院へは士林駅からバスがおすすめです。

故宮博物院(こきゅうはくぶついん、National Palace Museum)は、台湾・台北市士林区にある世界有数の中国美術品と歴史的文物を収蔵する博物館です。主に中国大陸から持ち込まれた清朝時代の皇室コレクションを中心に、書画、陶磁器、翡翠細工、青銅器など70万点以上の貴重な品々を展示しています。特に「翠玉白菜」や「肉形石」などの人気展示品が有名で、国内外から多くの観光客が訪れます。

ChatGPT
お目当ての1つ、白菜の彫刻は海外旅行中でした

「肉形石」は、清朝時代の美術品で、天然の瑪瑙(メノウ)を巧妙に加工し、まるで本物の豚の角煮のように見える精巧な彫刻作品です。

台湾101

台湾101ではショッピングのほか、B1Fに入っている鼎泰豊で小籠包ほか点心を堪能しました。

台湾101(Taipei 101)は、台北市信義区に位置する高さ508メートル、101階建ての超高層ビルで、2004年の完成当時は世界一高いビルとして知られていました。建物のデザインは竹をイメージしており、台湾の伝統と現代建築技術を融合させた象徴的な存在です。観光スポットとしても人気が高く、特に89階にある展望台からは台北市街を一望でき、ショッピングモールやレストランも併設されています。

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台湾総督府

台湾の最終日となる4日目は台湾総督府へ。

台湾総督府は、1895年から1945年までの日本統治時代に台湾を統治するために設置された日本政府の統治機関です。統治初期には台湾のインフラ整備や産業開発を推進し、教育や医療制度の整備も行いました。現在、台湾総督府の建物は台北市に現存しており、「中華民国総統府」として利用されています。

ChatGPT

台湾総督府は銃を持った兵士が警備していて物々しい雰囲気ですが、正面右手の入口から入ると厳重な荷物チェックの上で内部を見学することができます。ただし、内部の見学は11:30までなので要注意。台湾の民主化運動の歴史や文化、自然等について展示されています。

中庭
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九份・十分を巡る半日ツアー

旅の2日目は13:15に地下鉄の台北駅で観光バスに乗って九份と十分を巡るツアーに参加しました。

十分

台北駅からバスで1時間ほどで到着。十分瀑布は台湾のナイアガラの滝と呼ばれているとおり、なかなかの迫力でした。

十分(シーフェン、Shifen)は、台湾・新北市平渓区にある観光地で、かつて石炭産業で栄えた場所です。特に有名なのは「天燈(ランタン)上げ」で、願い事を書いた紙製ランタンを空に飛ばすイベントが観光客に人気です。また、十分老街のレトロな雰囲気や、壮大な「十分瀑布(Shifen Waterfall)」も見どころで、多くの旅行者が訪れるスポットとなっています。

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滝から徒歩で十分老街へ。線路を挟んだ両側にはランタン飛ばしや食堂、お土産屋などが所狭しと並んでいて、多くの観光客でごった返していました。

次々と舞い上がるランタン

九份

十分の後は九份へ。夕方に到着し、2時間半ほどゆっくり滞在して路地巡りを楽しみました。

九份(ジォウフェン)は、台湾の山間にある風情ある町で、昔の金鉱の街として栄えました。石畳の坂道やレトロな茶屋が並ぶ老街は、映画『千と千尋の神隠し』の世界を彷彿とさせることで人気です。夜になると赤い提灯が灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。

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「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われている阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)で台湾茶を頂きました。1回目のお茶は捨て、2回目は30秒、3回目は40秒と10秒ずつ時間を長くして淹れるのが台湾流だそう。回を重ねるごとに少しずつ色が濃く、深い味わいに。

夜になっても路地裏は観光客で溢れて大盛況でした。

饒河街觀光夜市

ツアーバスは20時過ぎに地下鉄の松山駅に到着して解散。駅前には台湾で一番人気があるという饒河街觀光夜市があり、こちらも大勢の観光客で賑わっていました。

ここでお土産を買ったり、つまみ食いをしたりと楽しいひと時を過ごしました。

饒河街観光夜市(ラオハージエ・グアンガン・イエシー、Raohe Street Night Market)は、台湾・台北市松山区にある人気の夜市で、全長600メートルほどの通りに多くの屋台や店舗が並んでいます。特に「胡椒餅(フージャオビン、Pepper Bun)」が名物で、サクサクの生地にジューシーな肉と香辛料が詰まった絶品グルメとして有名です。また、伝統的な台湾料理からデザート、服や雑貨まで幅広い商品が揃い、観光客と地元の人々で賑わう活気あるスポットです。

ChatGPT
門をくぐって最初にある有名な胡椒餅は大行列

台湾は日本による統治時代の影響が今でも残っていて、街中に日本語が溢れていて日本語を話す人も多く、親日的な人が多い印象でした。

台湾人の親日感情は、歴史的背景や文化交流を通じて形成されてきました。特に日本統治時代(1895年~1945年)に行われたインフラ整備や教育制度の導入が近代化に貢献し、一部の人々に好意的な印象を与えました。戦後、国民党政権による厳しい統治(白色テロなど)を経験した台湾人にとって、日本時代の秩序や安定を懐かしむ人々もいます。

さらに、現代においてもアニメ、音楽、食文化などの日本文化が台湾で人気を博し、友好的な感情が育まれています。また、2011年の東日本大震災時に台湾が大規模な義援金を提供したり、逆に台湾での災害時に日本が支援を行ったりと、両国間の友好関係が親日感情を強める要因となっています。

ChatGPT

食事も日本人に合う味付けが多く、何を食べても美味しかったです。また機会があれば訪問したいなぁ。

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