仕事の合間に中抜けしてチャリで慶應チャレンジャー国際テニストーナメントの準々決勝へ。お目当てはYouTubeでその独特なプレースタイルを観て気になっていた伊藤あおい選手です。
鍛えた筋肉でハードヒットする選手が多い中で、握力12kg、線の細い彼女は見るからに強く見えません。膝をほとんど曲げずにリターンを構えて、フォアの大半はスライス。でも強烈でコントロールの効いたバックで左右に翻弄して浮いた球をすかさず前でスマッシュなど、前後左右上下を最大限に活用してポイントを重ねる戦術が観ていて面白い!
フォアのスライス
バックで深い球を打つので時々織り交ぜるフォアのスライスのドロップが決まります。
フォアのストレート
忘れた頃に炸裂するフォアのストレートも効果的です。グリップは厚い。
この日は残念ながら接戦の末に敗退でしたが、会場からの暖かい拍手と声がけが印象的な試合でした。現在は日本女子選手の中で世界ランキングは3番目とのこと、今後もプライスタイルを貫いて進化して欲しいなぁ。