47都道府県で唯一、行ったことがなかった佐賀県にとうとう上陸!福岡・博多に宿泊し、旅の3日目は朝から佐賀県の呼子を目指しました。
続いて、名護屋城跡、伊万里焼の窯巡りを経て再び福岡に戻って空港へ。3日間の山口、福岡、佐賀の旅で全47都道府県をコンプリートできました。
呼子のイカ活け造り
博多から車で1時間半ほどで呼子に到着。朝市通り無料駐車場は1台だけ空いていてラッキーでした。呼子朝市の通りへ行ってみましたが、11時過ぎだったためか出店や人通りがほとんどなく淋しい限り。
お目当てのイカ活け造りを目指して、口コミ評価の高かった河太郎 呼子店へ行ってみましたがかなりの行列。そこで、次点でチェックしていたお魚処 玄海へ。こちらが大正解でした。
当店は、昭和44年の創業以来、生簀の活魚の新鮮さを保つための試行錯誤を繰り返してきました。
その中で、「イカは真水や人の体温で触感やうまみが変わる」という特性や生態を発見しました。この発見を追求することで、敏感でストレスを感じやすいイカに最適な環境を作りあげることに成功し、イカの旨味を壊さず、獲れたての状態でご提供できるようになりました。
厨房内にはイカ専用の生簀を配し、生簀から上げるとすぐに調理にかかります。調理中は、まな板の上には海水が流れるようになっており、人の手の温度でイカの旨味が壊れないように温度を下げながら行っています。
公式サイト
店内にある生簀にはイカがたくさん泳いでいました。注文を受けて店員が生簀からイカを取り上げて厨房へ持っていきます。
せっかくなので、いか活き造り膳(2,860円)を頂きました。いかの活き造り、いかしゅうまい、小鉢、お吸い物、ご飯、香物、デザートのセット。
活き造りの名の通り、透き通ったイカはまだ生きていました。想像以上に柔らかくて甘くて絶品!
ゲソ(足)とヒレ(三角の部分)はお好みで天ぷらか塩焼きにしてもらえます。僕らは2人分をまとめて天ぷらと塩焼きの両方で調理して頂きました。
どちらもコリコリ、サクサクで大満足。わざわざ呼子まで行って食べた甲斐がありました。
名護屋城跡
お魚処 玄海から車で5分ほどで佐賀県立名護屋城博物館に到着。
名護屋城博物館ウェブサイト
- 名護屋城は豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に際して出兵拠点として築かれた城です。
- 1592(文禄元)年の開戦から秀吉の死で諸大名が撤退するまで、7年の間大陸侵攻の拠点となりました。
- 城の面積は約17ヘクタールにおよび、当時では大坂城に次ぐ規模を誇りました。
- 周囲には130以上に上る諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人を超える人々が集ったとされています。
- 現在、名護屋城跡と23箇所の陣跡が国の特別史跡に指定されています。
名護屋城博物館は無料とは思えないほど充実した展示内容でした。
秀吉の朝鮮出兵だけでなく、旧石器時代までさかのぼって九州エリアと朝鮮、大陸との交流や戦争の歴史について膨大な史料と併せて展示・解説されています。
復元模型やシアターで観た再現CGで名護屋城の全体イメージを把握した後は、実際に城址を巡りました。
クーラーの効いた博物館にはたくさんの人がいましたが、実際に城趾まで足を運ぶ人は少なく、僕らが行ったときはなんと彼女と僕だけの貸し切りでした。
空気が澄んでいる初冬には、この天守台から遠く対馬まで望むことができるそうです。秀吉らが観たであろう同じ眺めをしばし共有しながら、当時に思いを馳せました。
秘窯の里「伊万里大川内山」
レンタカーを福岡空港に返すまで残り僅かな時間があったので、思い切って名護屋城から伊万里まで足を伸ばすことに。
ざっとググると、山奥に伊万里焼の釜が集中しているエリア、秘釜の里を発見。
萩の城下町を彷彿とさせる白壁や古い日本家屋と緑濃い山並みがマッチして独特の雰囲気を醸し出しています。
いくつかの釜を覗いて回るだけでも楽しいです。この日は滞在できる時間があまりなかったのが残念。
伝統的なデザインだけではなく、現代風にアレンジされた食器等もたくさんありました。時間のある時にゆっくり回りたい素敵なエリアです。