音楽

NewJeansおじさんが語るBunnies Camp 2024 Tokyo Dome

スポンサーリンク
音楽
スポンサーリンク

妻と娘も動員して2日分すべての枠でチケット参戦したものの完敗だったNewJeansの東京ドーム公演。Xのタイムラインで流れるライブの様子を追いながら、その構成や演出、パフォーマンスのレベルの高さにビックリしました。

これが世界の最先端を行くエンタメなんだなぁ。特に感動したのが、メンバーのソロパート。全く異なるテイストでそれぞれの個性を存分に発揮する内容でした。

ミン・ヒジン代表はILLIT問題で揺れてますが、NewJeans日本デビュー初公演で、HANIに「青い珊瑚礁」を歌わせて、MINJIは「踊り子」、HYEINは「プラスティック・ラブ」と、選曲のセンスもさることながらファッションや振り付けの完成度を含めてこの構成はやはり天才なんだと改めて実感。

グローバルで音楽データを分析できるツール「LUMINATE」で上記3曲の25日から29日の韓国内のストリーミング数を調査してみると、松田聖子「青い珊瑚礁」は増加率2806%(グラフ)、竹内まりや「プラスティック・ラブ」は629%(グラフ)、Vaundy「踊り子」は296%(グラフ)をそれぞれ記録した。日本のみならず韓国でもXのトレンド入りを果たした「青い珊瑚礁」がストリーミング上でも最も注目を集めたようだ。日本公演のパフォーマンスにも関わらずどの楽曲も大幅に数値がアップするのは、NewJeansの影響力の大きさを物語っている。

Billboard Japan
スポンサーリンク
スポンサーリンク

HANNI 青い珊瑚礁

HANNIは松田聖子の大ヒット曲「青い珊瑚礁」という、ほかのメンバーとは毛色の異なる楽曲のチョイスで来場者を驚かせる。ボーダートップスにホワイトのスカートというマリンルックに黒髪ボブという、昭和の日本のアイドルを彷彿させるビジュアルとキュートな笑顔、そして持ち前の歌唱力で会場の視線を釘付けにしたHANNI。彼女は直後のMCで、プロデューサーのミン・ヒジンから教えてもらった「青い珊瑚礁」を気に入り、できるだけオリジナルと同じように歌いたかったとステージのこだわりを明かした。

音楽ナタリー

6/26公演

サプライズな選曲でもとっさにオタクコールを入れるBunniesのレベルの高さ。

6/27公演

初日のセトリを踏まえた2日目はオタクコールのレベルが更に高まり、ハニも驚きのリアクション。

この演出について、ミン・ヒジン代表がインタビューでこう語っていました。やはり相当に考えた末の演出、そしてそれを上回るハニの実力、スター性が生んだ奇跡のステージだったんですね。

2日、ミン・ヒジン代表は本紙に「私は(こういう反響を)予想していた。ところがいくら予想したとしても、いざ現場で(全盛期の頃の)松田聖子の応援法(オタクコール)まで飛び出した時は本当に驚かされた」と話した。通常歌謡企画会社代表は所属歌手の単独公演やファンミーティングを直接演出したり、細部選曲まで定めない。だがミン代表は「(今回の東京ドームは)私が公演演出を総括・企画したし、私が考えたファンミーティングはファンの方々を’実際に’満足させることができる内容で構成することだった」とし「プロデューサー250のDJセットや(ライブ)バンドセットのハーモニー演出など公演全体のコンセプトを男女老人誰もが楽しめる祭りのような感じで企画したかった」とした。(中略)

「同時代チームで見られない雰囲気を演出すれば面白いという考えをしましたが、そんな面で悩みなく思い浮かんだのが「松田聖子」の「青いサンゴ礁」でした。東京ドームという大きな舞台で、予想外の曲に実際に向き合った時のカタルシスは途方もないだろうと予想しました。」(中略)

ハニが松田聖子の全盛期時代の舞台スタイルを再現するために、短髪のかつらを着用し、Aラインスカートとビーチ姿を連想させるストライプTシャツを着たことにも好評があふれた。ただし、ミン代表は「単純に同じように再現することに焦点を置かず、松田聖子の象徴的な特徴を反映するが、ハニに似合うスタイルで再解釈することに重点を置いた」とした。

ミン代表はまた「このような反応が出られたのは何より曲を消化したハニのタレントが圧倒的だったから」と話した。実際の「青いサンゴ礁」は日本内でもカバーしにくい曲に数えられる。圧倒的に高音の歌唱力や豊かな声量を求める歌ではないが、聖子の清涼な音色、さわやかで軽快な夏情景を描いた曲の雰囲気を微妙に保つバランス感が必須だからだ。実際、多くの日本のアイドルたちがこの歌にむやみに挑戦し、酷評を受けるのは普通だった。(中略)

ミン代表は「ハニが曲を完璧に自己と一体化して理解して消化したため、熱い反応が出られたと思う」とし「26日初日の舞台では舞台動線のために(ハニが歌いながら)走らなければならなかったが、そのディテールを見て感心した」とも言った。 「天上に生まれたアーティストだと思いました。実際、ニュージーンズのメンバー全員が本当に優秀で才能があふれています。すべてのメンバーたちの非常に特別な才能を9万1000人余りの観客の前に実際に披露できるようになってプロデューサーとして喜んで考え、大きな舞台で各自の才能を存分に発揮した私たちのメンバーたちに無限の賞賛と励ましを与えたいと思います。

朝鮮日報

改めて観ると、オリジナルもすごい破壊力。

スポンサーリンク

MINJI 踊り子

ミンジの「踊り子」も衝撃的なクオリティ。本人が自ら選曲したそう。

「Bubble Gum」のMVが上映されたあと、ステージにはラフに着崩した通学ファッションのMINJIが。切なげな表情でスタンドマイクの前に立った彼女は、バンドの演奏に乗せてVaundy「踊り子」のカバーを歌い出す。MINJIはステージ中をさまよい歩きながらどこか寂しそうな表情で歌い、突然リュックを投げて走り出すなど、思春期のモラトリアムを1曲を通じて表現してみせた。

音楽ナタリー

6/26公演

6/27公演

スポンサーリンク

HYEIN プラスティック・ラブ

足の怪我で部分的に出演したヘインは、こちらも本人のセレクトで日本のシティ・ポップを代表するプラスティック・ラブ。

オーバーサイズのジャケットを着たHYEINは、近年海外で再評価されている竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」をカバー。海外でのシティポップブームの筆頭とも言える楽曲をしっとりとした歌声で堂々と歌い上げた。

音楽ナタリー

すかさず竹内まりや本人も反応。尊い。

実はもともとはカラフルなステージ演出の予定だったのが、直前にミン・ヒジンが白黒の方が原曲のイメージに近いということで急遽変更したそう。

スポンサーリンク

HAERIN Heel Dance

ヘリンのダンス、かっこよすぎ。

HAERINがダンサーを従えてダンスナンバー「Heel Dance」をクールに披露するというサプライズでBunniesを沸かせたNewJeans。

音楽ナタリー
スポンサーリンク

DANIELLE Butterflies(With U)

ダニエルは自作曲を披露。才能ありますね。

ゴージャスな雰囲気のドレスをまとったDANIELLEはBunniesを思って書いたという自作曲「Butterflies(With U)」を熱唱。美しいウィスパーボイスにしなやかなダンスまで、彼女の魅力を存分に発揮したステージでBunniesを魅了した。

音楽ナタリー
スポンサーリンク

おまけ

NewJeansの音楽性に横たわるミン・ヒジンの哲学。

2日目のゲストのRina Sawayama、後ろで踊る村上隆。

初日のゲストはYoasobiでした。

Ditto途中で感極まるハニ。

ヘインとハニがライブで魅せたソロパフォーマンスを日テレの生放送で披露するそう。

7月6日に生放送される日本テレビ系「THE夏!THEライブ!THE MUSIC DAY!」(15:00~22:54)にて、韓国の5人組グループ・NewJeans(ニュージーンズ)のHYEIN(ヘイン)とHANNI(ハニ)がそれぞれソロパフォーマンスする。

東京ドームで開催された「Bunnies Camp 2024 Tokyo Dome」で披露して反響を呼んだソロパフォーマンスを再び。ヘインは竹内まりやの名曲「プラスティック・ラヴ」を、ハニが松田聖子の「青い珊瑚礁」をテレビ初歌唱する。

modelpress
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
takekuraをフォローする