親バカ

みみちゃんのあいさつ

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小2の娘が学校の授業でお話づくりをしてきました。「はじめ」と「おわり」だけ絵がついていて、その絵をみながら自由にお話を作るというもの。娘が作ったお話は、「みみちゃん」という内気な女の子が家の外に出て冒険する過程で色々な人と出会い、勇気を出して挨拶をすることで、少しずつ自信をつけていくという成長ストーリー。

小1の時は徒歩3分の小学校に行くのにひとりでは行けなくてお母さんに送ってもらう日々が続き、途中でお友達にお願いして朝に迎えに来てもらうようになってからは、ようやく一緒に学校に登校できるようになったほど人見知りの娘。

今でも初対面の人とは挨拶も恥ずかしくてモジモジしてしまいます。そんな彼女と「みみちゃん」が重なって、お父さんにはこのお話が心に響きました。

表紙で、食卓の上の方にいるのが「みみちゃん」で、隣にいるのが「かめおじさん」。手前の座布団に座っているのが「おかあさん」です。かめおじさんは、話の一番最後に登場するので、実は表紙絵にはエピローグの場面が描かれていることがわかります。

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はじめ

ある木に、みみちゃんと言うおんなの子がいました。みみちゃんは、しらない人とお話するのがにがてです。そんなみみちゃんは、あさからしらない人とお話をするれんしゅうをしました。


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お母さんのお面

けれど、みみちゃんは、「一人じゃれんしゅうできないよ。」といって外に出ていきました。それを見ていたおかあさんは、「だらしない子だな。」といいながら、どうしたらいいか考えていました。すると、おかあさんは、おめんをつくりはじめました。すると、おかあさんは、つくったおめんをもって外に出ました。


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はちさんとの出会い

みみちゃんをさがしながらあるいていくと、いえからすこしはなれたところにみみちゃんがいました。おかあさんがおめんをかぶって、みみちゃんのまえにあらわれました。そのおめんは、はちさんのおめんでした。はちさんは、「おはよう。」と言いました。みみちゃんは、びっくりしました。おかあさんとは気がつきませんでした。みみちゃんはおもいきってあいさつをしました。

「おはよう。」と小さなこえで、早口で、そう言いました。すると、はしってにげてしまいました。みみちゃんは、「こんどは、ぜったいに、にげないぞ。」と言いながら、ずしずしとあるいていきました。


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ちょうちょさんとの出会い

すると、おかあさんは、ちょうちょさんのおめんをかぶってみみちゃんのまえにあらわれました。みみちゃんは、またびっくりしましたが、にげません。みみちゃんは、しんぞうがドキドキしながら、「おはよう。」と言って、まっていました。すると、ちょうちょさんは、「おはよう。」と言ってくれました。すると、みみちゃんは、おかあさんに、いろいろ言いたくなってきました。みみちゃんは、「さようなら、またあいましょう。」と言いました。ちょうちょさんは、「さようなら」と言ってくれました。

みみちゃんは、スキップをしながらかえりました。おかあさんは、はしってかえりました。


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おわり

みみちゃんは、いえにかえると、たまにしかあえない、かめおじさんがいました。みみちゃんは、「こんにちは。」と言いました。かめおじさんは、「こんにちは。」とかえしてくれました。みみちゃんは、かめおじさんにも、あいさつするのははじめてでした。こうしてみみちゃんは、だれでもあいさつができるようになりました。


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■お友達からの感想
・みみちゃんは、しらない人としゃべれるようになったところがいいな。
・あいさつがにがてなみみちゃん。ゆうきをだして言ってすごいな。
・さいしょは、にげていたけど、みみちゃんは、さいごに、ていねいに、あいさつをするのがいいとおもいました。

■おじいちゃんによる解説と感想
ひょうしにはかめおじさんがはじめからとうじょうし、みんなには「これはだれだろう?」とか、「なんで食卓にいっしょにいるの?」とか思わせておいて、さいごにまたとうじょうして、「そうか、みみちゃんのこころのせいちょうをひきたててくれるそんざいだったんだ!」とわかったはずだね。

やさしいおかあさんが、また、いいね。みみちゃんはおかあさんがおめんをつけていることに気がつかなかったんだね。それだから、はちさんからさきに「おはよう」といわれたときは、しんぞうがドキドキしたけれど、ゆうきをふりしぼってあいさつをしたんだ。そしたら、とてもきもちがよくなって、つぎに、ちょうちょさんにあったときは、じぶんからさきにあいさつをしたんだね。

それはあいさつだけじゃなくて、いろいろ言いたくなって「またあいましょう」とまで、おもわず言ってしまった。これで、もう、じしんがついて、だれにもはっきりとあいさつやおはなしができるようになったんだね。

うれしくてスキップをしながらかえるみみちゃんよりはやくうちにかえらないといけないおかあさんは、ばれないように、はしってかえったんだ。

みみちゃんはおうちにかえって、かめおじさんにもはじめてあいさつができた…。それを見て、おかあさんはとてもうれしかった。でも、みみちゃんはもっとうれしかったと思う。

○○○じしんも、こんなふうに、いつもじぶんのこころをおおきくするようにひとりでがんばっていたんだね!いい子だ!これからも、このようにみんなのこころにひびくおはなしをどんどんつくって、みんなに見せてあげてちょうだい。

かめおじさん、じゃない、おおパパより

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