いま思うこと仕事

スーパープレゼンテーション聖光

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いま思うこと
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今年の初仕事は、神奈川屈指の進学校でもある聖光学院の中高生が企画、実行するビジネスプランコンテストのスポンサー兼審査員でした。

このイベントは、同校のOBで会社・大学の後輩の栗原君から去年の8月に同校の生徒会長の谷垣君を紹介されたのがきっかけ。谷垣君がイベントの狙いについて熱く語るのを聴いているうちに、ひと肌脱いで協力しようと決めたのでした。

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企画のポイント

本企画のポイントは、まず校長先生の了解は得たものの、企画・実行はすべて生徒が行うという点。

谷垣君によると、NHKのスーパープレゼンテーションやTEDに触発されて思いついた企画とのことでしたが、いくら時代が違うとはいえ、僕らが中高生の頃に生徒が主体的に企業の人たちに声掛けしてビジネスプランのお題を出してもらい、チームでビジネスプランを練って、審査してもらい、ご褒美まで出してもらうイベントをやろうなんて発想すらできませんでした。

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企業側のチャレンジ

企画案を受けてから、どんなお題を出したらいいかと色々と考えました。NTTデータのビジネスのほとんどはいわゆるB to Bであり、基本的には黒子に徹して社会や企業のITインフラを作り上げて運用している事業であるため、中高生はおろか、一般社会人にとってもなかなか何をやっている会社か見えづらいところがあります。

そんな中で僕がひらめいたのがビッグデータ。フォーエバー硬式庭球会の後輩で会社の同僚でもある佐藤君に声をかけたところ、快く協力を申し出てくれました。

彼と相談した結果、当社からのお題は「Twitterのビッグデータを活用して、誰に対してどんな新しい価値を見出していけるか?」に決定。ただ、中高生にとっては「ビッグデータ」といっても難しいので、事前に学校を訪問してこのテーマに興味がある生徒向けに説明会を実施することに。

果たして何人集まってくれるかドキドキでしたが、何と150名を超える生徒が集まってくれました。僕からは「IT業界とは?」、「NTTデータのお仕事」といったお話をして、佐藤君からはツイッターのビッグデータが持つポテンシャル等について語ってもらい、大いに盛り上がりました。

もう1つの大きなチャレンジはスポンサー探しです。個人でボランタリーで引き受けたのはいいけれど、僕の本業である「金融分野におけるグローバル市場開拓」とは何の関係もないイベントであり、企業として参加する以上はどこかの部署にスポンサーになってもらう必要があります。

こんな時に頼りになるのが広報部。大学後輩で当社のブランディング等を推進する石川さんに声をかけたところ、彼女も二つ返事で検討を約束してくれました。優勝チームへのご褒美については広報部と色々と議論した末に、「お客様専用の当社ショールームに特別ご招待&お客様専用のおもてなしスペースにて社員とディナー」というご褒美を用意してもらえることになりました。

また、せっかくなので本イベントの最終決戦となる”Super Presentation SEIKO, final stage”に各種メディアをお呼びして記事にしてもらおうということになり、イベント会社等にもご協力頂いて本イベントの取材依頼を数十のTV局、新聞、雑誌、WEBメディア等に対して広く声掛けを行いました。

NTTデータのお題に対しては、中1から高2まで全12チーム、数十名が応募、提案してくれました。提案スライドベースで実施した1次審査で7チームに絞り込み、更に2次審査では各チームが実施したプレゼンテーションをYoutube経由で評価して最終決戦に進む2チームを決定。

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最終決戦イベント

こうして始業式の後にそのまま始まった最終決戦イベントは、中高の全校生徒1,300名の熱気あふれる大講堂で大いに盛り上がりました。プロ顔負けの映像や照明等の演出をはじめ谷垣君の熱い司会、そして各チームの熱意溢れるプレゼンテーションはどれも素晴らしい内容でビックリ。

共学主義で区立中学、都立高校を選んだ僕にとっては、実はこれだけ大勢の男子生徒に囲まれるのは初めての経験でしたが、聖光学院の生徒は伸び伸びしていてリアクションも素直で男子校のノリもいいもんだなぁと初めて思った次第。

今まで東京ビッグサイトや東京国際フォーラム、パシフィコ横浜等の大きな会場で講演してきた経験はあるものの、中高生のみ、しかも男子のみという特異なシチュエーションで壇上に上がって表彰、講評を述べたのは、これまた楽しくて貴重な経験になりました。(以下の動画の18:10から)

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各種メディア等での紹介

今回のイベントは日経新聞朝刊をはじめ、メディアでも取り上げて頂くことができました。取材頂いたみなさま、ありがとうございました!


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・日経新聞 「企業がお題、中高生がプレゼン競う 横浜の聖光学院」

・朝日新聞 「大手企業巻き込みプレゼン大会 横浜の聖光学院」
 「NTTデータ・竹倉憲也グローバルビジネス企画担当部長は「デジタルネーティブ世代の考え方は発想が我々とまるで違い、非常に勉強になった」。」

・マイナビニュース 「自分達の手でTEDを – ヤフーなどが参画した進学校のプレゼン大会」
 「NTTデータでビジネス企画室 グローバルビジネス企画担当の部長を務める竹倉 憲也氏は「アイディアが斬新であるか、プレゼンが上手かったかの2点で評価を行ったが、私がジロリアンということもあり『二郎』の二文字を見た瞬間に『このアプリが欲しい』と思った」と選出理由を説明。最後に「アプリのキャプチャ画面で左上にKDDIと表示されていたところは斬新だったね」と笑いを誘っていた。」

・Yahoo!ニュース(ヨコハマ経済新聞) 「聖光学院の中高生が企業へプレゼン対決-著名企業が審査員で協力」

・NPO法人 LiKE WORK代表 中川さんのブログ 「スパプレ Super Presentation SEIKO」

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